リー・カンション×田中泯×坂本龍一「黒の牛」予告解禁、牛嶋神社での特別イベントも

3

26

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 7 12
  • 7 シェア

「祖谷物語 -おくのひと-」の蔦哲一朗が監督を務める長編映画「黒の牛」が2026年1月23日に東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、K's cinemaほか全国で公開される。このたび本ビジュアル、予告編、場面写真が一挙到着し、公開記念特別イベントの開催も決定した。

「黒の牛」本ビジュアル

「黒の牛」本ビジュアル [拡大]

禅に伝わる悟りまでの道程を十枚の牛の絵で表した「十牛図(じゅうぎゅうず)」から着想を得て、京都・臨済宗大本山妙心寺の僧侶の協力のもと制作された本作。急速に変わりゆく時代、放浪の旅を続けていた狩猟民の男は、山中で神々しい黒い牛と邂逅する。人里離れた民家でともに暮らし、生きるために大地を耕し始めた男と牛だったが、自然の猛威を前に息を合わせることができない。しかしある禅僧との出会いをきっかけに、次第に心を通わせるようになる。

「黒の牛」場面写真

「黒の牛」場面写真 [拡大]

主演の李康生(リー・カンション)が“牛と出会う者”を演じ、田中泯が禅僧の役で出演。音楽には、生前本作の企画に参加を表明していた坂本龍一の楽曲が使用されている。日本・台湾・アメリカによる国際共同製作で、蔦の故郷である徳島・三好市をはじめとする四国各地、コロナ禍の台湾でもロケを実施。全編をフィルムで撮影し、70mmフィルムも一部使用されている。

「黒の牛」場面写真

「黒の牛」場面写真 [拡大]

「黒の牛」場面写真

「黒の牛」場面写真 [拡大]

このたび解禁されたビジュアルには、映画本編が採用した2つの画面サイズ、白黒のスタンダードとカラーのシネスコで表現された世界を示唆するデザインが施された。題字はリー・カンションが手がけている。YouTubeで公開された映像は、禅僧の「私は、何者でもありたい」というセリフから始まり、坂本による楽曲「20210310」や重なり合う自然音、牛にもたれて休む男の姿などが収録された。

「映画『黒の牛』特別展覧 牛嶋神社」ビジュアル

「映画『黒の牛』特別展覧 牛嶋神社」ビジュアル [拡大]

東京・牛嶋神社では、2026年2月28日まで「映画『黒の牛』特別展覧 牛嶋神社」が開催中。LEDと日本家屋が融合する新しい障壁画メディアアートが、常設上映されている。映画の公開を記念し、12月14日には蔦、リー・カンション、田中が登壇するトークイベントが決定。田中による“場踊り”も披露される。参加費は無料で、「黒の牛」のXアカウントをフォローし、固定ポストをリポストすることで抽選に応募できる。詳細は特設サイトで確認を。

映画「黒の牛」予告編

「映画『黒の牛』特別展覧 牛嶋神社」情報

開催日時・会場

開催中~2026年2月28日(土)
東京都 牛嶋神社

開催時間

7:00~22:00

入場料

無料

「黒の牛」スペシャルイベント 情報

開催日時・会場

2025年12月14日(日)14:00~
東京都 牛嶋神社

参加費

無料
※抽選

この記事の画像・動画(全15件)

©NIKO NIKO FILM / MOOLIN FILMS / CINEMA INUTILE / CINERIC CREATIVE / FOURIER FILMS

読者の反応

  • 3

K's cinema @ks_cinema

リー・カンション×田中泯×坂本龍一「黒の牛」予告解禁、牛嶋神社での特別イベントも(写真14枚) https://t.co/tD8lRjCeIy

コメントを読む(3件)

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 黒の牛 / 蔦哲一朗 / リー・カンション / 田中泯 / 坂本龍一 の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。