フジテレビ問題を内側から記録、若手社員が厳しい現実を捉えた「当事者たち。」今夜OA

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人権やコンプライアンスに関する問題により、今年かつてない危機に揺れたフジテレビ。その内側で“当事者”となった社員たちの姿を捉えたドキュメンタリー「当事者たち。~フジテレビ入社4年目の記録~」が本日9月22日深夜にフジテレビ、関東ローカルで放送される。

「当事者たち。~フジテレビ入社4年目の記録~」より。フジテレビ問題の表面化をきっかけに、社内にカメラを向け始めたディレクター

「当事者たち。~フジテレビ入社4年目の記録~」より。フジテレビ問題の表面化をきっかけに、社内にカメラを向け始めたディレクター

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今年1月に一連の問題によって社会からの信用を失い、スポンサー企業が次々とCMの出稿を見合わせるなどの事態に直面したフジテレビ。その惨状をただ見ているしかなく、会社を辞めたいとすら考えたという当時入社4年目だったディレクターは、社内にカメラを向け始める。フジテレビの内側を取材して見えてきたのは、会社が直面する厳しい現実、それでもフジテレビで働き続ける社員の苦悩と葛藤だった。

番組では、10時間半に及んだ1月27日の2回目の会見の裏側で、入念な準備を進める広報チーム、スポンサー対応に頭を抱える社員、情報番組の扱い方で激しく議論するスタッフたちの姿を記録。さらに、ディレクターは取材を進める中で、転職活動を始める同期や、入社を迷ったという新入社員、今の窮地を会社が変わるチャンスと捉える先輩ら、さまざまな思いを抱えた“当事者たち”に出会う。

「当事者たち。~フジテレビ入社4年目の記録~」より。情報番組で働くディレクターの姿

「当事者たち。~フジテレビ入社4年目の記録~」より。情報番組で働くディレクターの姿 [拡大]

ディレクターの関口実佑は「渦中のフジテレビで何が起きているのか。そして私たち社員は何を考えながらこの会社で働くのか」「テレビメディアの一員として、自社に向けてカメラを回し、その内情を伝えることは一種の義務のような気もしていました」「かつてない危機に陥ったフジテレビの内側を、若手社員の視点で見つめ続けた237日間の記録です」とコメントしている。

第34回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品「当事者たち。~フジテレビ入社4年目の記録~」番組情報

放送局・放送日時

フジテレビ ※関東ローカル
2025年9月22日(月)24:45~25:45

関口実佑(ディレクター)コメント

“消えてなくなれ”“はやく潰れろ”…。自分が働く会社が目の前で信頼を失っていくさまを、私たち若手社員は当初、ただ見ていることしかできませんでした。その時、入社4年目だった私に唯一できたことは、大きく揺れるフジテレビ社内に向けてカメラを回すことでした。渦中のフジテレビで何が起きているのか。そして私たち社員は何を考えながらこの会社で働くのか。これまで数々の取材を行ってきたテレビメディアの一員として、自社に向けてカメラを回し、その内情を伝えることは一種の義務のような気もしていました。そして社内を撮り進める中で、現場が直面している厳しい現実や、その中で生まれる社員の葛藤を目の当たりにし、当事者としてこの現実を伝えなければいけないと、より強く思うようになりました。かつてない危機に陥ったフジテレビの内側を、若手社員の視点で見つめ続けた237日間の記録です。

スタッフ

制作統括:濱潤
プロデューサー:荒木勲
協力プロデューサー:宮下佐紀子
ディレクター:関口実佑
構成:石井成和
撮影:水上智重子
編集:宮島亜紀
音響効果:早船麻季
取材:猪狩真吾、鳥越賢太郎、佐藤良賢
制作:フジテレビ

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hiro @hiro

深夜すぎない時間ですね https://t.co/N7EpJLQjmE

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