フランス発のSFアニメーション映画「マーズ・エクスプレス」が2026年1月30日に公開される。
本作は、太陽系の惑星の中で地球にもっとも環境が似ていると言われる火星を舞台に、人間とロボットが共存する未来を描いたディストピアサスペンス。第76回カンヌ国際映画祭への公式招待を皮切りに、アヌシー国際アニメーション映画祭2023の長編コンペティション選出、第52回アニー賞の長編インディペンデント作品賞ノミネートなど、国際的に高い評価を受けてきた。
監督を務めたのは、これが長編デビュー作となるフランスのジェレミー・ペラン。大友克洋の「AKIRA」や押井守の「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」といった日本のアニメーションに影響を受けながら、それらの系譜となるようなSFに挑んだ意欲作だ。声のキャストには
あわせてティザービジュアルも解禁。廃材の山に集まるさまざまなロボットたちと、その頂点に立ち光線を放つ1体の姿が描かれ、「人間が私たちを捨てたんじゃない 私たちが捨てる」「絶望的に平凡な23世紀の火星で、ロボットが脱獄(ダツゴク)する」という不穏なコピーが添えられた。
なおタイトルに冠された“マーズ・エクスプレス”は、2003年に欧州宇宙機関(ESA)が打ち上げ、20年以上にわたり宇宙で活動を続けている実在の火星探査機にちなんだもの。物語は最新の宇宙研究にもとづいて構築されている。
「マーズ・エクスプレス」は東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国で順次公開。配給はハーク、トムス・エンタテインメントが担当する。
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ティグレ @Masked_Tigre
舞台は23世紀の火星、フランスのSFアニメ映画「マーズ・エクスプレス」来年公開 - 映画ナタリー
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