タイラー・タオルミーナが監督したクリスマス映画が11月公開、特集上映も実施

「ハム・オン・ライ」で知られるタイラー・タオルミーナの監督作「クリスマス・イブ・イン・ミラーズ・ポイント」が、JAIHOの提供およびグッチーズ・フリースクール配給のもと、11月21日より東京のBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国で順次公開されるとわかった。

米ロングアイランドの小さな町を舞台とする同作は、クリスマスイブの夜に集まった4世代の家族の物語。毎年恒例となる集まりが今回で最後になる可能性がある中、陽気に飲み語らう親戚やいとこ、家族の中心である祖母の姿があった。しかし若いエミリーとミシェルはこっそり抜け出し、郊外の雪景色を自分たちの反抗の舞台に変えていく。

出演には「ザ・ザ・コルダのフェニキア計画」のマイケル・セラのほかエルシー・フィッシャー、マリア・ディッツィア、ベン・シェンクマン、グレッグ・ターキントン、マチルダ・フレミングが名を連ね、マーティン・スコセッシの娘フランチェスカ・スコセッシ、スティーヴン・スピルバーグの息子であるソーヤー・スピルバーグも出演した。製作は、タオルミーナが創設メンバーに名を連ねた若手クリエイター集団オムネス・フィルムズが担っている。あわせて解禁されたビジュアルには、家族が勢ぞろいする様子や、切手の形に切り取られた各キャラクターの表情が収められている。

公開に先駆けて、Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下では11月7日から20日までタオルミーナの特集上映が行われることも明らかに。監督デビュー作である「ハム・オン・ライ」のほか、2020年の新型コロナウイルス流行によるロックダウン期間中に撮影された2作目「ハッパーズ・コメット」がスクリーンにかけられる。