同作は、伸び悩む若手刑事たちの潜在能力を引き出す“謎の男”を主人公に据えた警察エンタテインメント。池袋西署の係長・益山瞳は若くして女性管理職になるも、自分を見下してくる歳上の部下やマイペースな後輩に振り回されていた。ある日、警視庁人事二課から新入りが来るという異例の辞令があり、現れたのは冴えない見た目をした55歳のおじさん・向井光太郎。そんな中、一軒家で殺人事件が発生するも、瞳の判断ミスで捜査線上に浮上した人物を取り逃す。深く落ち込む瞳は向井に「自分に管理職の適性があるか監視しに来たのでは」と不信感をぶつけるが、向井は彼女にある言葉を掛けるのだった。
劇中では、捜査に失敗して行き詰まる若手刑事にアドバイスを与え、彼らを成長させる向井の姿が描かれていく。唐沢がテレ東の連続ドラマに主演するのは「ハラスメントゲーム」以来、約7年ぶり。演じる向井に関して「少し変わった人で、それをあまり表に出してもいけないので、今回は若い俳優陣とのチームワークが大事だと思っています。若い人たちの見せ場のシーンも多く、彼らにとってもすごくやりがいがあると思います」と語った。堂場、プロデューサー・都筑真悠子のコメントは記事後半に掲載している。
「コーチ」は毎週金曜21時よりオンエア。脚本を
ドラマ 9「コーチ」放送・配信情報
放送局・放送日時
テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送 2025年10月17日(金)スタート 毎週金曜 21:00~21:54
※初回15分拡大
配信
各話放送終了後からPrime Video(プライムビデオ)で見放題独占配信
TVerでリアルタイム配信
ネットもテレ東(テレ東サイト、TVer、Lemino)で見逃し配信
キャスト・スタッフ
主演:唐沢寿明
脚本:大石哲也 / 及川拓郎 / 小島聡一郎 / 三浦駿斗
監督:及川拓郎 / 細川光信 / 室井岳人
唐沢寿明 コメント
出演が決まったときの気持ち
テレ東の連続ドラマへの出演は今回が2回目で、他局よりもゆったりマイペースでやりやすい印象ですね。原作を読んだ上で及川監督と話し合い、面白いエンターテインメント作品を作り上げることができるのではないかと思いました。
演じる向井光太郎の注目ポイントや、見どころ
僕が演じる向井は少し変わった人で、それをあまり表に出してもいけないので、今回は若い俳優陣とのチームワークが大事だと思っています。若い人たちの見せ場のシーンも多く、彼らにとってもすごくやりがいがあると思います。
僕も若い時には、小さい役でも本当に真剣に考えて演じてきたので、そういうことを彼らがしてくれると嬉しいですね。そうするとさらに作品が面白くなると思っています。
視聴者へのメッセージ
はっきり言うと視聴率的には勝ち目はないと思います(笑)。だけど、他局のドラマより面白い作品にする自信はめちゃめちゃあるので、期待していただいていいかなと思います。あと、気になる若い俳優がいたら応援してあげてください!
堂場瞬一 コメント
警察小説といえば、「俺の背中を見ろ」的に、先輩が後輩に厳しく捜査のノウハウを伝える話が多い。
ただ、令和の時代にそれはどうだろう?「コーチ」は、「先輩」ではなく「教える専門」の人間を描いたものだ。きつい言葉は吐かない。しかし若手を納得させるために言うべきことははっきり言って、方向性を示す。そんな令和流のコーチングを続ける向井光太郎とは何者なのか?
──という話を書き上げてから数年が経つ。その数年の間にも、「人に教える」技術は変化してきたはずだ。映像化されるにあたり、令和のコーチ像がどう描かれるか、楽しみでならない。
都筑真悠子(プロデューサー)コメント
「この人がいなかったら今の自分はいない」そう言える出会いは、人生で何度もあるものではないと思います。
向井を見ていると、私にもこんな風にさりげなく、時には厳しく、でも偉そうじゃなく、導いてくれる存在がいたら...!
そう願ってしまいますが、きっとこの物語に出てくる若手刑事たちは向井の救いの手に甘えることなく、自分の力で成長しようとする人たちだからこそ、向井と出会えたのでしょう。そしてまた、向井自身も彼らによって成長させられていく。
刑事ドラマとしてだけではなく、そんな「人と人との出会い」を描き、見てくださった方が次の日を少しでも前向きな気持ちでスタートできるような、そんな作品になったら素敵だなと思います。
唐沢寿明の映画作品
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唐沢寿明が若手刑事の能力を引き出す、堂場瞬一の警察小説「コーチ」ドラマ化 https://t.co/by8ZQPF7fT
原作:堂場瞬一『コーチ』創元推理文庫