軍事クーデターで政権を掌握し、独裁者と批判されるほど強大な権勢を振るったパク・チョンヒ(朴正煕)大統領。1979年10月26日、彼は国のナンバーツーとうわさされた中央情報部(KCIA)部長のキム・ジェギュ(金載圭)によって暗殺された。本作はこの歴史的事件の裁判の模様と、10月26日の大統領暗殺から同年12月12日の軍事クーデターに巻き込まれた3人の男の姿を一部フィクションを交えて描き出す。
弁護士会のエースである主人公チョン・インフは、事件に巻き込まれたKCIA部長の随行秘書官であるパク・テジュの弁護を引き受ける。軍人であるが故に軍法裁判に掛けられ、たった一度の判決で刑が確定する彼のために公正な裁判を求めて戦うインフだったが、のちに軍事クーデターを起こす巨大権力の中心人物チョン・サンドゥによって裁判は不正に操られていた。当時行われた実際の裁判でも、ひそかに法廷へ何度もメモが届けられ、それは“メモ裁判”とも呼ばれるほど不当なものだった。テジュのモデルとなったパク・フンジュ大佐の裁判は、被告人の中で唯一の軍人であったことから単審制が適用され、最初の公判からわずか16日後に最終判決が下される“性急裁判”となった。
この韓国史上最悪の裁判とも言われる大統領暗殺裁判を、弁護する者・裁かれる者・裏で操る者の目線でドラマチックに作り上げたのは「王になった男」で知られる監督
なお「大統領暗殺裁判 16日間の真実」は第29回釜山国際映画祭に正式出品されたほか、ユ・ジェミョンが第61回百想芸術大賞 映画部門の助演男優賞を受賞した。
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チョ・ジョンソクら出演「大統領暗殺裁判」公開、韓国で起こった歴史的事件の裁判描く (ナタリー)
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