本作の物語は、東京で活動する舞台俳優・望月建斗のもとに、小樽に暮らす星野美歩という覚えのない差出人から手紙が届くことから始まる。ダンサーを夢見ながら高校生活を過ごしていた美歩は、母が亡くなったことでアルバイトに追われる日々を過ごしていた。ある日、母の遺品から古い携帯電話を発見した美歩は、若き日の母と建斗の写真を目にする。母が決して語ることのなかった“青春”の記録に導かれるように、美歩は建斗に手紙を送ったのだった。そして建斗は、小樽で美歩と会うことに。彼は「もしかしたら、自分が彼女の父親かもしれない」という思いを胸に喪失感と向き合い、やがて美歩と“家族”という言葉では語れない絆を深めていく。
三浦が建斗、服部が美歩を演じ、建斗の妻で末期がんを患う涼子役で
三浦は「作品に入る前までキャラクター造形に悩み続けました。しかし、実際に小樽での撮影が始まるとロケ地や、共演者に助けられ自然と映画の中に入っていくことができました」と振り返り、服部は「この撮影を通して自分は踊っている瞬間が好きなんだと改めて感じました。さまざまな葛藤を抱えながらも、踊っている時だけはすべてを忘れてのびのびと自由でいられる。踊りに助けられながら生きている美歩の姿に自分自身と重なる部分がたくさんありました」とつづった。菜葉菜、西谷のコメントは後述の通り。
「行きがけの空」の配給はT-artist、アークエンタテインメントが担当する。
映画「行きがけの空」予告編
三浦貴大 コメント
作品に入る前までキャラクター造形に悩み続けました。
しかし、実際に小樽での撮影が始まるとロケ地や、共演者に助けられ
自然と映画の中に入っていくことができました。
撮影は数年前になりますが、思い出に残る作品です。
劇場で公開され、皆様に見ていただけるのが非常に楽しみです。
服部樹咲 コメント
3年前、中学3年生の頃に撮影した映画が公開されることになり、少し恥ずかしい気持ちもありますが
それ以上に嬉しく思います。
この撮影を通して自分は踊っている瞬間が好きなんだと改めて感じました。
さまざまな葛藤を抱えながらも、踊っている時だけはすべてを忘れて
のびのびと自由でいられる。
踊りに助けられながら生きている美歩の姿に自分自身と重なる部分が
たくさんありました。是非劇場で見届けていただけたら嬉しいです。
菜葉菜 コメント
短い期間での撮影でしたが、小樽という素敵な街で、皆さんと作りあげた優しくて温かい物語。
その日々は今でも楽しい思い出です。
三浦貴大さんとのお芝居は何だかとても心地よく、夫婦役としてその空気感の中、
自然体で居させて頂けたことは役者としてとても幸せな時間でした。
どうか、この物語が沢山の方に届きますように。
西谷真一 コメント
夜空に今輝く星は、すでに寿命が尽きているかもしれない。
けれど、その光は時を越えて届き、私たちと今を生きている。
空は人の喜びも悲しみも知っている。
誰かと出会い、別れ、生きた証が空に刻まれる──そんな時間を小樽という街が包み込んでくれた。
俳優たちは脚本の上で、それぞれの生を見事に舞ってくれた。
生と死のはざまで、懸命に前を向こうとするすべての人へ。この映画が、あなたの空と交差する瞬間になりますように。
三浦貴大の映画作品
リンク
映画ナタリー @eiga_natalie
三浦貴大×服部樹咲、喪失と絆を描いた「行きがけの空」公開 菜葉菜・片山友希ら共演(予告 / コメントあり)
https://t.co/hXcvbaSyjP
#行きがけの空 https://t.co/VMGiD45qVC