本作は、新潟県胎内市を舞台にシニア世代の恋愛を描く物語。亡くなった祖母・時子の遺言で東京から遺品整理にやってきた莉莉は、夫が亡くなったあと長きにわたって一人暮らしだった時子の家の中で、夫以外の男性との書簡の束を見つけてしまう。莉莉は町の人たちとの交流を通し、“おばあちゃん”ではない1人の女性としての時子の姿を見つけ出していくのだった。劇中では千本桜や水音響く本町通りなど、胎内市の美しい風景も収められている。
竹下が時子役、島田が莉莉役で出演。竹下と「祭りの準備」以来50年ぶりの共演となる
竹下は「今関監督さんから『桜の時期に撮影を』とオファーを頂きました。早速、調べて。胎内市の桜並木、素晴らしいです」「愛おしく、時に切ないおばあちゃんを明るく演じられたらと思います」とコメント。島田は「人間には色々な側面があるなと日々感じます。自分が一番理解していると信じて疑わない家族のことさえ、本当に知っていることはほんの一部かもしれません。私が今回演じる主演の鴨下莉莉という女性もきっとそうだと思います。彼女に少しでも寄り添うことができるよう、今関監督をはじめスタッフやキャストの皆様と共に全力で本作に向き合い続けます」と吐露する。
そして今関は「60をとうに過ぎ、年金のご案内が届くようになり、そんな今の私にやっと撮れる映画。物語は『人』として、一人の『女性』として生きた、生き抜いたおばあちゃんの知られざる側面を描く物語だ」と述べ、亡くなった祖母との思い出を回想。「もう亡くなって随分経つけれど、おばあちゃんに捧げる映画を作ろうと決めた。映画は時間を遡ることが出来る。もう一度おばあちゃんのあの優しい笑顔に会いたい!!」と語った。そのほかキャストや、胎内市協力プロデューサー・池田真一のメッセージを後掲している。
「おばあちゃんの秘密」は4月より胎内市や企業の協力を受けつつ撮影開始予定。2026年春の公開を目指す。なお2月22日0時より、MotionGallery(モーションギャラリー)にて製作資金を募るクラウドファンディングも開始される。
島田愛梨珠 コメント
人間には色々な側面があるなと日々感じます。自分が一番理解していると信じて疑わない家族のことさえ、
本当に知っていることはほんの一部かもしれません。私が今回演じる主演の鴨下莉莉という女性もきっとそうだと思います。
彼女に少しでも寄り添うことができるよう、今関監督をはじめスタッフやキャストの皆様と共に全力で本作に向き合い続けます。
そしてお客様に何か1つでもお届けすることができれば幸いです。
竹下景子 コメント
今関監督さんから「桜の時期に撮影を」とオファーを頂きました。早速、調べて。胎内市の桜並木、素晴らしいです。変わらない桜色の景色の中で、島田愛梨珠さん演じる主人公の今と、おばあちゃんとの追憶が交差する。そして、おばあちゃんには秘められた恋がある?! 江藤潤さんとは映画「祭りの準備」で初めてご一緒しました。互いに新人の頃から半世紀にわたるご縁に感謝しています。愛おしく、時に切ないおばあちゃんを明るく演じられたらと思います。
江藤潤 コメント
おばあちゃんの時子を演じる竹下景子さんと出会ったのは、1975年ATG映画作品「祭りの準備」、あれからちょうど50年・・・また、ご一緒できること嬉しく思います。このたび、時子の心のどこかに住んでいる「宝井」をやらせていただきます。今は、SNS等で気軽に気持ちを伝えられるとても便利な時代です。でも、ペンを持って便箋に気持ちをしたため、そして封筒に入れて送るという手紙は真心がこもっていて特別に思えます。手紙のやりとりをとおして時子と宝井の特別な歳月を感じていただけたら幸いです。
長谷川玲奈 コメント
今回、生まれ育った胎内市が映画の舞台になるとお聞きし凄く嬉しいです。実際に今関監督とお会いした際に「胎内市を見にいった時にどこにいっても長谷川さんのポスターがあり出演オファーをしました」という有難いお言葉を頂きました。胎内観光協会の皆様やいつも応援してくださっている皆様のおかげで映画出演が決まり、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございます。胎内市は、どこか懐かしさを感じる温かい風景が魅力的なので、作品の中でどこかホッとする様な気持ちになっていただけたら嬉しいです。精一杯演じさせて頂きます。
篠原雅史 コメント
この作品を初めて読んだとき、自分には良い思い出しかない人でも、自分の人生があり人間なんだというところに強く惹かれました。まだ25年しか生きていないけれど、自分にも生きてきた軌跡があるし関わりを持った人がたくさんいます。そして最近は、自分のことを支えてくれる人が多くいてくださることを強く実感しています。誰とでも繋がれるこの世の中だからこそ、自分を見つけてくださり、更に知ろうとしてくれたり好きになってくれたりすることに本当に感謝しています。役者としても一人の人間としても、そんな人達のために少しでも還元できるよう務めます。あまり行ったことのない新潟県に行くのもとても楽しみです。
大島葉子 コメント
今関監督とは「恋恋豆花」から「釜石ラーメン物語」「しまねこ」とご一緒させていただき、もう勝手に今関組員とさせて頂いているのですが(笑)、今回の作品は今までと少し違って、おばあちゃんが主役という事で、とても楽しみにしています。しかもおばあちゃん役が竹下景子さん。旦那さん役は現場に居てくださるだけで安心の利重剛さん。他にも魅力的なキャストが揃っていて、もう本当に楽しみでしか無いです。わくわくしながら、精一杯役を生きたいと思います。
利重剛 コメント
ここ何作か今関組におつきあいさせてもらっていますが、なんとまあ、次から次へとバラエティに富んだ(中には奇想天外な)作品を休むことなく繰り出すものだと、その自由奔放な発想とフットワークに感心します。でも、どの作品も「家族」の話なのだと、さっき気づきました。そして今回の作品こそ、今関さんのド直球なのだと思います。楽しみです。
今関あきよし コメント
この作品を今作る理由。今の私だから作れる映画、それが「おばあちゃんの秘密」。60をとうに過ぎ、年金のご案内が届くようになり、そんな今の私にやっと撮れる映画。物語は「人」として、一人の「女性」として生きた、生き抜いたおばあちゃんの知られざる側面を描く物語だ。本当なら墓場まで持って行こうと決めていたおばあちゃん自身だけが知る《もうひとつのおばあちゃんの物語》。
おばあちゃんが大好きだった。いつも優しく、怒られた記憶なんては全くない。夏休み、母方の実家に行く時の楽しみは、同い歳の親戚の男の子と遊ぶことと、おばあちゃんに会えることだった。毎日全力で遊んだ。川で泳ぎ、土手から転げ落ち、駄菓子屋で真っ赤なすももを買って食べて…。そのおばあちゃんが亡くなった時の気持ちは、悲しさと同時に全力で遊んでいた子供の時間が終わった寂しさを感じていた自分を今も思い出す。もう亡くなって随分経つけれど、おばあちゃんに捧げる映画を作ろうと決めた。映画は時間を遡ることが出来る。もう一度おばあちゃんのあの優しい笑顔に会いたい!!
池田真一(中条グランドホテル チーフプランナー / 胎内市協力プロデューサー)コメント
大好きな新潟で、胎内市で面白いことをやりたい、その一心で様々な活動を行ってきました。 胎内市にUターンして、12年目の春。
2016年、ホテルのチャリティ事業で今関監督の映画上映、トークショーを開催してから9年。 今、この映画に関わるのは、もはや運命なのかもしれません。あらすじを読んで震え、初稿台本を読んで泣き、出演決定者を知って歓喜し、テーマ曲を聴いてまた涙。上映までにあと何回、心震わせるのでしょう。そして何より、この作品と町の景色が完全に合うんですよ! 監督のキャメラに映る胎内市を一番楽しみにしているのは、私です。
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