成宮寛貴が“魅惑的な殺人鬼”に、マンガ「死ぬほど愛して」を城定秀夫がドラマ化

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成宮寛貴が主演を務めるABEMAオリジナルドラマ「死ぬほど愛して」が3月27日23時よりABEMA SPECIALチャンネルで放送。天樹征丸が原作、草壁エリザがマンガを手がけた同名作品を城定秀夫が実写化した。

「死ぬほど愛して」キービジュアル

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「死ぬほど愛して」場面写真

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全8話の本作は、魅惑的な殺人鬼で表面上は妻に尽くす夫・神城真人とそんな彼をひたむきに愛する妻の神城澪が織りなす純愛サスペンス。幸せな結婚生活の裏で巻き起こる女性記者殺人事件をきっかけに、夫妻が究極の愛と狂気に翻弄されていくさまが描かれる。2016年に引退し2024年に俳優復帰を発表した成宮が真人、瀧本美織が澪を演じた。

「死ぬほど愛して」場面写真

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成宮は「真人のセリフが嘘なのか、本当なのか。真実はどこにあるのか。ぜひ思いを巡らせながらご覧ください」、瀧本は「成宮さんが真人でいてくださったから、死ぬほど愛すことができました。 澪は、夫に依存している繊細な女性ですが、演じていくと、想いが一貫していて強い人だと気づかされました」とつづっている。城定、天樹、プロデューサーの小林宙によるコメントは以下の通り。YouTubeでは特報が公開中だ。

ドラマ「死ぬほど愛して」特報

成宮寛貴 コメント

私が演じる真人は殺人鬼である一方で、とても魅力的で女性を虜にしてしまう男性です。
また真人のバックボーンが回想シーンでたくさん出てきますので、それが今の真人に影響しているのか、していないのかなどを考察しながら見ていただけると嬉しいです。
一つのセリフでも二つの意味を持っていたりするので、さまざまな視点で何回見ても楽しめる作品だと思います。
この素晴らしい原作を、監督をはじめスタッフの皆様で全8話にまとめ上げるのはとても大変なことだと思いましたけど、原作の魅力が凝縮されて非常によくまとまっているので、原作が好きな方も、初めて見る方も楽しんでいただけるんじゃないかなと思います。

真人のセリフが嘘なのか、本当なのか。真実はどこにあるのか。
ぜひ思いを巡らせながらご覧ください。

瀧本美織 コメント

素晴らしい原作と脚本のもと、監督を始めキャスト、スタッフの皆さんと撮影できた日々は宝物になりました。
成宮さんが真人でいてくださったから、死ぬほど愛すことができました。澪は、夫に依存している繊細な女性ですが、演じていくと、想いが一貫していて強い人だと気づかされました。愛されたいという想いから、自ら愛する喜びを知っていく彼女が少し狂気的でもあり、とても愛おしくもありました。

二人の歪な愛の行く末を、迫力ある映像と共にぜひ見届けていただきたいです。

城定秀夫(監督)コメント

殺人鬼やサイコパスを扱ったドラマや映画は世にあまたありますが、本作の主人公である真人はそれらどれにも似ていない人物像にしたいと思いました。
この難しい仕事に挑み、見事に体現してくれたのが成宮寛貴さんです。
そして、悲劇のヒロインでありながら、真人という怪物に、ただひたむきな愛をもって対峙し、次第に彼のアイデンティティを揺るがしてゆく、澪という難役を瀧本美織さんが素晴らしい演技力で演じ切ってくれました。
彼らが織りなす、かつてない狂気の物語をみなさまにお届けできることに、監督として望外の喜びを感じております。

天樹征丸(原作者)コメント

強靭な殺意が渦巻くサスペンス漫画であり、ピカレスク(悪漢)物語としても人気を得た作品「死ぬほど愛して」。私たちの作品の中でも屈指の悪役である“美しき悪魔”神城真人を演じてくれるのは成宮寛貴さんと聞き、素晴らしいドラマになると確信しました。ミステリアスな魅力と妖しげな色気が漂う成宮さんは、まさに真人にふさわしい。最高の形で「死ぬ愛」の世界を皆さんに届けられると思いますし、私たちも楽しみにしています。

小林宙(プロデューサー)コメント

愛ってピーマンの肉詰めだよなって内心思いながらドラマを作っていました。私事ですが、子供のときピーマンの肉詰めが嫌いでした。肉は大好物でしたが、ピーマンが苦手で、ピーマンの味が肉に移ることが許せず、憎しみさえ覚えました。愛というのは憎しみと情念の表裏一体だとよく言われます。成宮さんと瀧本さんはその表裏一体の愛を見事に表現してくださりました。天樹先生の素晴らしい原作も相まって、極上のピーマンの肉詰めになりました。憎しみさえ愛する、そんな狂気な純愛サスペンスを是非ご覧ください。

成宮寛貴を主演に起用した経緯

今回の主人公の神城真人という役は非常に難しいと感じていました。
キャスティングに際しては3つの要件がありまして、

(1)ひたすら謎でミステリアスということ
(2)色気がありビジュアルがいいということ
(3)多面性を表現できる演技力があるということ

が必要で、全てを満たす俳優というのを考えるのはとても難しかったです。
良くも悪くも(2)、(3)を満たす俳優は現在活躍されている方々の中でイメージがつきやすかったのですが、どうしても(1)の要件が苦しかったです。
そんな中で原作の天樹さんの繋がりもあるのですが、成宮さんが思いつきました。確かな演技力と、圧倒的なビジュアル、そして一度は役者から退いていて唯一無二の新鮮さとそれに伴うミスリアスさ。まさにぴったりだと思いお声がけさせていただきました。
神城真人は今の成宮さんにしか演じられなかったと実感してます。

成宮の演技について

成宮さん自身も、2ヶ月あまりの濃密な撮影期間の中、お芝居や役者としてストレッチをしていって徐々に戻っていく感覚とおっしゃっていましたが、まさにその表現は正しいとは思っています。
今回のドラマは殺人鬼としての神城真人の多面性が徐々に明かされるドラマなのですが、序盤の真人は謎でしかないので、冒頭は真人のキャラクターに違和感があればいいなと思って台本を作っていました。
撮影が順撮り気味で始まったこともあり、冒頭の方の成宮さんは緊張もあったのか少し硬さが個人的には見受けられましたが、ただその感じがとても台本の意図通りのキャラクターの違和感と合致して非常にいいものになっていたので、それがとてもいいなと感じました。

そして後半の演技は圧巻です。とわたくしは勝手に分析して思ってましたが、冒頭の緊張感がある演技も計算かもしれず、それでしたら完全に私自身さえ俳優・成宮寛貴に騙され魅了された1人なのかもしれません。

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