日曜劇場「
同作は、東大卒のエリート文科省官僚・御上孝が官僚派遣制度によって私立高校・隣徳学院への出向を命じられ、18歳の高校生を導きながら権力に立ち向かう物語。松坂桃李が御上を演じ、豊田は生徒の宮澤涼、山下は冬木竜一郎に扮している。このたび、2月8日実施の「課外授業~教育論と表現論を知る~“1限目『考える』を育む教育とは?”」に続く第2弾として本イベントが行われた。
飯田は多くの反響があることに触れ「TVerのお気に入り登録数がよくて。若い世代の指標がダイレクトに出る部分ですので、うれしいですね」とコメント。宮崎は「初のチーフ監督なのでどうなるか気にしていましたが……。最後まで気を引き締めたいです」と心境を明かした。
明日放送される第5話では、およそ1000人のエキストラが集まるビジネスコンクールのシーンが繰り広げられるそうで、豊田と山下は「大変でしたね!」と顔を見合わせる。山下は「(終わったあとの)達成感がすごかったです。実は撮影したのが1話の放送日で、主題歌を聞いて『うわー』となった」と回想。飯田は山下に「冬木の姿を見て泣きたい」とリクエストしたそうで、「昨日5話のMA(音楽を入れる作業)をしたんですが、かなりジーンときました。2人が見事やってくれたなと」とたたえると、山下は「いいプレッシャーでした。撮影のときにスケジュールやカット割が記される“割本”をいただくんですが、飯田さんから『頭はクールに、心は熱く』とメッセージが書かれていて。その言葉に助けられました」と感謝を伝えた。
本作の企画を立案したきっかけにトークが移ると、飯田は「『3年B組金八先生』の第5シリーズに影響を受けて、学生時代は教師を目指していたんです。教員免許も取ったのですが、まず社会の仕組みを知らないといけないのではと思い立ち、就職をしました」と述懐。企画を考える中、飯田はONE OK ROCKがNHKの番組「18祭」でパフォーマンスしている場面を観たそうで、「映っている18歳の皆さんがとにかく輝いていたんです。このエネルギーをドラマにできないかと。そう思ったのが2022年ですから、5年経過した今、ようやく実現したという感じです」と振り返った。
製作陣は小道具や衣装にもこだわりを見せる。宮崎は「キャラクターの仕草や小物で、進学校のディティールが出せるなと思いました。例えば徳守(陣)は『逆転裁判』が好きという設定で、彼の進みたい方向がイメージできる仕掛けをイメージしました」と説明。制服はロケ場所の色味に合わせてオリジナルのものを作ったそうで「リッチな映像にするには色のバランスが合ってないといけない、と『VIVANT』の撮影時にモンゴルのスタッフから聞きました。なので初めて“ルック打ち(合わせ)”をしたんです。衣装や美術、メイクのスタッフさんを集めてどういう色味にするかを考えました」と打ち明けた。
トークテーマが「演じたキャラ」に移ると、豊田は「僕が演じた宮澤はなんでもズバズバ言う性格で、まっすぐなキャラクター。台本には難しい言葉も多く、特に5話では金融の専門用語も出てきますので、YouTubeを見ながら勉強したり。悩みましたね」と苦労をのぞかせる。飯田はそんな彼に「宮澤はクラスでは普通でいいやつなんです。普通のキャラを演じるってきっとすごく難しいですよね。その中で、人間の芯を出していくという難易度の高いチャレンジをしているんですよ」と称賛し、豊田を「ただただうれしいです!」と照れさせた。
一方、山下は「いつも御上先生に冷めた視線をぶつける冬木ですが、実は熱い思いも持っている人物。明日の5話ではそういう一面も見られると思います」とアピール。撮影時に関して「生徒役の皆さんがお芝居に真摯に向き合ってて、毎カット終わるとモニターを見て『表情いいよね』とか言い合ってるんです。プラスな雰囲気だったと思う」と言うと、山下は「改めて、芝居は1人ではできないなと。リスペクトの塊のような現場でした」と述べた。
本作の撮影が終盤に差し掛かっていることから「ちょっと気が早いですが、寂しくないですか?」とMCが問いかけると、豊田は「ずっと大人数で一緒にいるので刺激をもらったし、自分自身で考えることも増えました。『終わっちゃうのか……』という気持ちもあります」と吐露し、山下も「なんで寂しいのかというと、たくさん『ああしたい、こうしたい』と考えたからですよね」と続く。飯田は「視聴者にも『寂しい』と思ってもらえるようなものを、最終回まで届けたいという気持ち」と回答。そして豊田と山下を見やり「松坂さんが『俳優は“再会”ができる仕事だ』と言ってました。確か日本アカデミー賞で奥平(大兼)くん、蒔田(彩珠)さんが新人賞を獲った際、彼は『現場で再会できることを望んでおります』と伝えていたんです。そういう素晴らしさがこの仕事にはありますよね」とほほえんだ。
「新聞記者」の詩森ろばがオリジナル脚本を手がける「御上先生」は、毎週日曜21時よりTBS系で放送中。奥平大兼、蒔田彩珠、窪塚愛流、吉岡里帆、岡田将生、臼田あさ美、櫻井海音、及川光博、常盤貴子、北村一輝らもキャストに名を連ねた。
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