クリントン元大統領の不倫騒動を複数視点から描くドラマ、スターチャンネルで日本初OA

元アメリカ合衆国大統領ビル・クリントンの不倫騒動の顛末を描いたドラマ「アメリカン・クライム・ストーリー／弾劾裁判」が、9月9日よりBS10 スターチャンネルで独占日本初放送される。

本作はO・J・シンプソン事件やジャンニ・ヴェルサーチ殺害事件というアメリカで実際に起きた事件をテーマにしてきた「アメリカン・クライム・ストーリー」シリーズの第3弾。1998年当時大統領だったクリントンと、ホワイトハウスでインターンとして働いていたモニカ・ルインスキーの不倫騒動が複数の女性たちの視点から描かれ、国家中枢やマスコミが一般市民にふるう権力の強大さが浮き彫りになっていく。

1995年11月からホワイトハウスでインターンとして働き、やがてクリントンと性的な関係を持つようになったルインスキー。トラブルを懸念した周囲のスタッフたちによってホワイトハウスから転勤させられたルインスキーは、クリントンに会えない不満をペンタゴン（国防総省）の同僚リンダ・トリップに電話で吐露していた。そして1998年、ルインスキーとクリントンの不倫は露見する。

ルインスキーからの電話をひそかに録音して不倫発覚のきっかけを作ったトリップをドラマ「アメリカン・ホラー・ストーリー」のサラ・ポールソン、ルインスキーに「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」のビーニー・フェルドスタインが扮した。

ポールソンはトリップの声音を研究すると同時に医療従事者のアドバイスを受けながら体重を約13kgも増やし、付け鼻を装着。体の動かし方のトレーニングを受けて、本人の立ち居振る舞いを徹底的にマスターしようと努めた。フェルドスタインはオファーをもらう直前に「実在の人物を演じるとしたらルインスキーを演じてみたい」とインタビューで回答していた。ルインスキー本人とは撮影に入る前に何度か会って親交を深め、その経験が役作りの大きな助けになったという。

そのほかアナリー・アシュフォード、マーゴ・マーティンデイル、クライヴ・オーウェン、イーディ・ファルコが共演。「アメリカン・ホラー・ストーリー」のライアン・マーフィーが監督・製作総指揮、「アメリカン・クライム・ストーリー／ヴェルサーチ暗殺」のスコット・アレクサンダーが企画・脚本・製作総指揮で名を連ねる。また今作にはルインスキー自身がプロデューサーとして参加し、脚本やセットなどをはじめとした製作全般のスーパーバイザーを担った。

全10話の「アメリカン・クライム・ストーリー／弾劾裁判」は字幕版が9月9日より毎週月曜23時に、吹替版が9月11日より毎週水曜23時に放送される。9月7日17時30分より吹替版第1話の先行無料放送も行われる。

「アメリカン・クライム・ストーリー／弾劾裁判」

BS10 スターチャンネル
＜字幕版＞2024年9月9日（月）スタート 毎週月曜 23:00～ほか
＜吹替版＞2024年9月11日（水）スタート 毎週水曜 23:00～ほか
※吹替版第1話が9月7日17時30分より先行無料放送