テレビ朝日のグループ会社として報道情報番組やバラエティ番組を手がけてきたテレビ朝日映像が、初めて長編オリジナル映画を制作。
2021年、テレビ朝日映像の代表取締役社長兼エグゼクティブプロデューサー・若林邦彦の「テレビ朝日映像社員をオスカー監督に」という言葉をきっかけに同社で映画プロジェクトが始動。“映像業界で起きた実際の出来事”をもとにした本作の企画が選ばれ、映画化に至った。
シナリオ段階からキャストもアイデアを持ち寄り、テレビ朝日映像と一丸となって制作された本作は、新人脚本家と“彼女”の出会いから物語が展開していく。32歳・実家暮らしの藤田拓也は、ワイドショーの構成作家として毎日徹夜でナレーション原稿を書き散らす日々。そんな中、先輩の売れっ子脚本家の推薦によって念願の脚本家デビューが決まった。「脚本家」の肩書を手に入れ浮かれる拓也の前に、ある女性・鈴木りえが現れる。
「沈黙の艦隊」「笑いのカイブツ」や連続テレビ小説「らんまん」で知られる前原が主人公・拓也、「初恋」「佐々木、イン、マイマイン」に出演した小西が“彼女”・りえに扮した。監督と脚本を担ったのは
このたび本作のティザービジュアルと特報映像も到着。ティザービジュアルには、仲良くほほえみ合う拓也とりえの姿が切り取られ、「新人脚本家が“彼女”に出会った」というキャッチコピーが添えられている。特報はYouTubeで公開中だ。
映画「ありきたりな言葉じゃなくて」特報
若林邦彦(テレビ朝日映像 代表取締役社長兼エグゼクティブプロデューサー)コメント
3年前の4月の終わり、私は日比谷の映画館で「ノマドランド」を見ていました。数日前にアカデミー賞作品賞、監督賞、主演女優賞をとった映画でした。いい映画でした。
そしてその時私は同時に「そうか、私たちも映画を作ろう」と思いつきました。
「ノマドランド」のように、半ドキュメンタリー的なタッチはテレビ朝日映像のディレクターたちが最も得意とするところだと思ったからです。だとするならテレビ朝日映像の社員がオスカーをもらったっていいじゃないか、と妄想しました。自前の企画で、自前の脚本で、自前の監督で、そしてなにより自前の製作費でこの映画はスタートしました。
あれから3年半。
「ノマドランド」とは似ても似つかない自前の映画がようやく出来上がりました。
「テレビ朝日映像社員からオスカー監督を!」
それが私たちの合言葉でした。
そんな前代未聞の試みのささやかな第一歩が私たちのこの映画「ありきたりな言葉じゃなくて」です。
渡邉崇(テレビ朝日映像社員 脚本・監督)コメント
高校生のころ、映画監督になりたいという夢を持ち、それから27年も経って、やっとオリジナルの映画を監督する機会が巡ってきた。まさか、自社出資によるプロジェクトで夢が叶うとは…!
手探り状態からスタートした映画作り。「ないものねだり」ではなく、「あるもの探し」をテーマに、チームで脚本に取り組みました。
演出部も新人だらけ…。でも、出演者のみなさんにも助けられて、この映画は完成を迎えました。
何度か、脳みそねじ切れるんじゃないかというぐらい、考えて悩んだこともありました。でもそういう状態が好きです。きっと主人公の拓也も。
人の気持ちを捉えて、ありきたりじゃない言葉で表現しようともがく拓也とりえ。2人の姿から、他人を分かろうとするのを諦めない気持ちを、観客のみなさんに受け取ってほしいです。
麻木香豆@文披31連載中! @yukai3dayo
前原くん主演だあああああ💕 https://t.co/kde3bqDv4c