マーティン・スコセッシ製作総指揮、作家シャーリイ・ジャクスンの伝記映画が公開

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マーティン・スコセッシが製作総指揮、ジョセフィン・デッカーが監督を務める映画「Shirley」が、「Shirley シャーリイ」の邦題で2024年夏に東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国で公開される。

「Shirley シャーリイ」場面写真

「Shirley シャーリイ」場面写真

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本作は、怪奇作家シャーリイ・ジャクスンの伝記に現代的な解釈を加えて制作された心理サスペンス。1948年、新しい長編小説に取り組んでいたシャーリイは、なかなかスランプから抜け出せずにいた。大学教授である夫のスタンリーは、引きこもっているシャーリイの機嫌をとり執筆へ向かわせようとするもうまくいかない。そんな2人のもとへ一組の夫妻がやってくる。文学部でスタンリーの補佐として職を得たフレッドは、妻ローズとバーモント州の学園都市へ移住を計画していた。スタンリーから“新居が見つかるまでの間、無料で部屋と食事を提供する代わりに家事や妻の世話をしてほしい”と半ば強引に言いくるめられた夫妻は、何も知らずにシャーリイやスタンリーと共同生活を始める。

シャーリイを「透明人間」のエリザベス・モス、スタンリーを「君の名前で僕を呼んで」のマイケル・スタールバーグ、フレッドを「ウォールフラワー」のローガン・ラーマン、ローズを「グッバイ、リチャード!」のオデッサ・ヤングが演じた。

シャーリイ・ジャクスンについてデッカーは「彼女の作品は非常に人間的だから時代を超えて読まれている。シャーリイは非日常的な設定、心理描写、あるいは潜在意識に訴える巧みなリズムを使って人種差別、階級差別、性差別と闘っていたのだ」とコメント。脚本を手がけたサラ・ガビンズは「彼女は数多くの短編や長編を残したが、ホラー作品によくある吸血鬼やゾンビや幽霊や神話上の怪物は登場しない。その代わり日常のありふれた風景の中に恐怖を見出すのがシャーリイの小説の特徴でもある」とつづっている。なお本作は、2020年のサンダンス映画祭でUSドラマ部門審査員特別賞を受賞した。

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(c) 2018 LAMF Shirley Inc. All Rights Reserved

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