前田航基、主演作通じてフィリピンの国民性に感銘「気付かせてもらうことが多い」

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映画「フィリピンパブ嬢の社会学」の東京初日舞台挨拶が本日2月17日、東京・K's cinemaで行われ、キャストの前田航基一宮レイゼルステファニー・アリアン、監督の白羽弥仁、原作者の中島弘象が登壇した。

「フィリピンパブ嬢の社会学」の東京初日舞台挨拶にて、左からステファニー・アリアン、一宮レイゼル、前田航基、中島弘象、白羽弥仁。

「フィリピンパブ嬢の社会学」の東京初日舞台挨拶にて、左からステファニー・アリアン、一宮レイゼル、前田航基、中島弘象、白羽弥仁。

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前田航基

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中島が実体験をつづった著書をもとにした本作では、フィリピンパブの裏側で横行している偽装結婚を背景に、多文化共生の在り方が描かれる。主人公の大学院生・中島翔太役の前田は、本作が映画単独初主演。「大事にまっすぐに演じさせていただきました。ラブストーリーの主演なんて、これからの俳優人生で数えられるぐらいしかないと思いますし。本当に貴重な経験をさせてもらえました」と感慨深げに語った。

左から前田航基、中島弘象。

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白羽弥仁

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そんな前田を起用した理由について、白羽は「(翔太は)とにかくいろんなことにぶつかって、そのたびに弾き返される。さまざまなアクシデントが起こるので、それに耐えられる肉体を持っている、アクション俳優としての前田さんに期待しました(笑)」と明かす。2017年に原作が出版された翌年、本を読んだ白羽は「ノンフィクションなのに、こんなにジェットコースターなラブストーリーはほかにない」と映画化を熱望。直接打診されたという中島は「『監督がやるんだったら付き合いますよ』ぐらいの気持ちでしたが、映画を作る過程を監督とともに歩んできたことは宝物になっています」とうれしそうに振り返った。

左からステファニー・アリアン、一宮レイゼル。

左からステファニー・アリアン、一宮レイゼル。[拡大]

映画初出演の一宮は、ヒロインのフィリピンパブ嬢・ミカ役をオーディションで射止めた。「まさか自分が選ばれるとは」といまだに信じられない様子だが、「偏見があるような作品ではなく、フィリピン人が日本で出稼ぎしている理由や、家族愛、友情など、大事なメッセージがたくさん詰まっていると思い、強い気持ちで参加しました」と決意を持って臨んだことを伝える。ミカを支える親友アキ役のアリアンは、一宮とほほえみ合いながら「本当に仲良しになりました」とアピール。「現場ではナチュラルに友達のようで、演技じゃないみたい。だから時々アドリブになってしまって……すみません、監督!」と述べ、いたずらっぽく笑った。

日本で働く外国人女性労働者の実態をリアルに描いた本作。前田は「僕も原作を読んでからいろいろ知りました。フィリピンって、日本にいると“フィリピンパブ”という単語だけが宙ぶらりんになっているけど、本当に素敵な国。心の余裕があり、おおらかでポジティブ、何事にもまっすぐ突き進む力のある国民性。僕たちも気付かせてもらうことが多くあります。日常の中で苦しいこともあると思いますが、(この映画を観て)『なんとかなるか』という気持ちになっていただけたら幸いです」と語りかけた。

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(c) 2023「フィリピンパブ嬢の社会学」製作委員会

映画「フィリピンパブ嬢の社会学」予告編

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フィリピン情報/Philippines @akaihachi

前田航基、主演作通じてフィリピンの国民性に感銘「気付かせてもらうことが多い」   映画「フィリピンパブ嬢の社会学」

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