ペルー映画「
本作は、のちに大統領となったベラスコ将軍が率いる軍部革命政権によって1969年に公布された農地改革法の影響や、失われた記憶を追ったドキュメンタリー。ペルーの国民的作家ホセ・マリア・アルゲダスや農民リーダーらが当時を振り返るインタビューやアーカイブ映像に加え、ペルー革命を出発点とした社会の問題と矛盾を描いた「みどりの壁」といった映画を引用。革命の是非を振り返る内容に再構築されている。
2019年に公開されたペルー本国では9万人以上を動員する大ヒットを記録。2021年の総選挙前にテレビ放映も予定されていたが、大衆に及ぼす影響を恐れた保守派が放送の延期を求めたとも言われている。ポスタービジュアルには、ベラスコ大統領のアップや、デモを行う市民に対峙する警察の姿が。彼らと農業に従事する人々を印象的に対比させたデザインとなっている。
ゴンサロ・ベナべンテ・セコの映画作品
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『オオカミの家』でチリの歴史に触れ、今度はペルーも勉強したい。 https://t.co/kr99AtpiIp