俳優のライアン・オニール死去、代表作に「ある愛の詩」「ペーパー・ムーン」「バリー・リンドン」

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ある愛の詩」「ペーパー・ムーン」「バリー・リンドン」「ザ・ドライバー」で知られるアメリカの俳優ライアン・オニールが現地時間12月8日に82歳で死去。息子のパトリック・オニールがInstagramを通じて発表した。死因は公表されていない。

「バリー・リンドン」より、ライアン・オニール演じたレドモンド・バリー / バリー・リンドン。(写真提供:Warner Bros. / Photofest / ゼータ イメージ)

「バリー・リンドン」より、ライアン・オニール演じたレドモンド・バリー / バリー・リンドン。(写真提供:Warner Bros. / Photofest / ゼータ イメージ)

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1941年4月20日生まれ、米ロサンゼルス出身のオニール。1960年代にテレビドラマの「ペイトンプレイス物語」で注目を集めたのち、「悪女のたわむれ」で映画初主演を果たした。アリ・マッグローと共演した純愛映画「ある愛の詩」は、日本でも一大ブームに。オニールはアカデミー賞の主演男優賞にノミネートされた。

「ペーパー・ムーン」場面写真 (写真提供:Paramount Pictures / Photofest / ゼータ イメージ)

「ペーパー・ムーン」場面写真 (写真提供:Paramount Pictures / Photofest / ゼータ イメージ)[拡大]

1970年代は「おかしなおかしな大追跡」「ペーパー・ムーン」「ニッケルオデオン」とピーター・ボグダノヴィッチとのタッグで活躍。実の娘テータム・オニールと共演した「ペーパー・ムーン」は、孤児の少女と詐欺師の男が偽物の親子に扮する物語で、テータムはアカデミー賞の助演女優賞を10歳という史上最年少で受賞している。

「ザ・ドライバー」より、ライアン・オニール演じたザ・ドライバー。(c)1978 Twentieth Century Fox Film Corporation - CANAL+ Image UK Ltd.

「ザ・ドライバー」より、ライアン・オニール演じたザ・ドライバー。(c)1978 Twentieth Century Fox Film Corporation - CANAL+ Image UK Ltd.[拡大]

1975年にはスタンリー・キューブリックによる歴史ロマン「バリー・リンドン」で主演。代表作の1つに数えられ、オニールは平民から貴族へと立身出世の野心に燃える若者を演じた。逃走を請負うプロの逃がし屋に扮したウォルター・ヒル監督作「ザ・ドライバー」は映画ファンに根強い人気を誇る1作。日本では今年10月に製作45周年を記念して4Kレストア版が公開されたばかりだった。

私生活では「チャーリーズ・エンジェル」で人気の女優ファラ・フォーセットと未婚のまま長年交際を続けたことで知られるオニール。このほか子供たちとの関係などゴシップとしてメディアから取り沙汰されることが多く、そのことが1980年代以降のキャリアに影を落としたも言われる。2000年代には白血病を公表し、闘病を続け、のちに前立腺がんであることも明かしていた。

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(情報提供:IndieWire / VM / ゼータ イメージ)

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