拳、気功、剣！ドニー・イェンが敵をなぎ倒す「シャクラ」予告編、大塚芳忠の語りも

ドニー・イェンが製作・監督・主演を兼任し、彼の盟友である谷垣健治がアクション監督を務めた映画「シャクラ」の日本版予告編と新場面写真10点が到着した。

香港を代表する武侠小説家・金庸（きんよう）の長編小説「天龍八部」を映画化した本作。宋代の中国を舞台に、身に覚えのない仲間殺しの罪を着せられた丐幇（かいほう）の幇主・喬峯（きょうほう）が、失われた誇りを取り戻すため壮絶な戦いに挑む。

ドニー・イェンが喬峯を演じたほか、喬峯と敵対する慕容復（ぼようふく）にウー・ユエ、喬峯が絆を深めていく女性・阿朱（あしゅ）にチェン・ユーチーが扮した。さらに阿紫（あし）役でリウ・ヤースー、阮星竹（げんせいちく）役でカラ・ワイ、段正淳（だんせいじゅん）役でチョン・シウファイ、馬夫人（まふじん）役でグレース・ウォンも出演している。

YouTubeで公開された予告編は、冒頭から息もつかせぬアクションが展開。「降龍十八掌」の使い手である喬峯が繰り出す拳や気功、迫力満点の剣さばきで、次々と敵を倒していく。予告編のナレーションは声優・大塚芳忠が担当した。

「天龍八部」を原作に選んだ理由を「単に金庸が好きだったから」と語るドニー・イェン。「『イップ・マン』シリーズ4作品に出演したことで私を知る人が増えたが、いつまでも『イップ・マン』の成功に留まるつもりはないので、新たな挑戦をしたかった」と率直に伝える。さらに「武侠映画は中国人のみならず、世界中の人々に中国文化の厚みを観てもらえる作品になり得る。現在、ハリウッド発のヒーローアクションものが映画界を席捲しているが、中国独自のヒーローの存在を知ってもらい、武侠映画の新たな高みを創り出したいと考えた」と熱弁した。

「シャクラ」は2024年1月5日に東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開。なおムビチケ前売券をオンラインで購入すると、もれなく「ドニー・スマホ壁紙用カレンダー（2024年1月～3月）」が付属する。

映画「シャクラ」予告編