アイヌ民族の歴史を描く映画「
コミックのマンガ担当・なかはらかぜは「主人公のテルは、自分がアイヌであることに誇りを持ち、その文化や風習を伝えるために生まれてきた少女です。でも、そこには揺れ動く健気な心があり、テルを支える家族や友だち、そして愛するヒサシを描くことによってその少女らしい心もデッサンしたいと思いました」とコメントしている。このたび公開されたカットでは、アイヌに伝わる楽器・ムックリをテルが演奏している姿が切り取られた。
「カムイのうた」は11月に北海道で先行公開。
なかはらかぜ コメント
主人公のテルは、自分がアイヌであることに誇りを持ち、その文化や風習を伝えるために生まれてきた少女です。でも、そこには揺れ動く健気な心があり、テルを支える家族や友だち、そして愛するヒサシを描くことによってその少女らしい心もデッサンしたいと思いました。兼田先生との出会いによって、ユカラをアイヌの言葉で残すことで、否応なしにテルの運命曲線は大きく変化していきます。常にテルを支えるカムイの姿もボクなりのカタチで描いています。モデルとなった知里幸恵さんを想う時、シサム(和人)によるアイヌのみなさんの生活が、急速に変貌していくことへの怒りと悲しみが幸恵さんの心を締めつけたことでしょう。テルに託して描いた幸恵さんのその愁が、漫画から伝われば大変嬉しく思います。
※「ユーカラ」「ユカラ」の「ラ」は小文字が正式表記
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なかはらかぜ「カムイのうた」
[漫画] 2023年9月6日発売 / 春陽堂書店
春陽堂書店@146年の老舗出版社|明治から多くの文豪を輩出 @InfoShunyodo
コミック「カムイのうた」が映画ナタリーで紹介されています。漫画家なかはらかぜ先生の作品への思いも載っています。 https://t.co/DEi3QxJCMs