「EVOL」実写化に山岸聖太「表現し切った！」、金子ノブアキは“ヒーロー”役で出演

動画配信サービスDMM TVの新作発表会「#DMM TV まつり ～Original Content Lineup～」が本日8月7日に東京・RAISE／GINZA TOKYOで開催。ドラマ「EVOL（イーヴォー）」より、キャストの青木柚、伊礼姫奈、服部樹咲、金子ノブアキ、監督の山岸聖太、原作者のカネコアツシが登壇した。

カネコによる同名マンガをドラマ化した「EVOL（イーヴォー）」は、異能の力を授かった3人の少年少女を描く物語。“正義の味方“しか持ち得ないはずの能力を手にし、意気投合した彼らは、この世界を壊すために“邪悪なワルモノ”になることを選ぶ。カネコは「最初にお話があったとき信じられなくて。ヒーローものなので、空を飛んだり火を吹いたり電気を出したりする一方で、テーマはシリアスな社会問題などを扱っていて、ドラマにするのは難しいだろうと思っていました。だからこそ挑戦してくださったのはとても光栄に思う」と喜びを表現した。

児玉ノゾミを演じた青木は「この時代と『EVOL』が持つエネルギーがマッチしていて、今やることに意味があると感じます」、土屋アカリ役の伊礼は「この作品にアカリとして携われてうれしかったですし、全部が貴重な経験。充実した時間を過ごすことができたと思います」とそれぞれ感慨深げに話す。新山サクラ役の服部は「サクラは自己肯定感が高くてかっこいい子なんです。一方で口が悪いところもあるんですけど、たくましくて愛おしい。現場でいろんな経験をする中でサクラじゃない自分にまで自信が付いたような気がして。撮影中に役からパワーをもらうのは初めてだったので、そんなキャラクターを作ってくれたカネコ先生には感謝しています」と真摯に述べた。

イベント中盤には、巨悪を駆逐し平和を守る“ヒーロー”ライトニングボルト役で、金子ノブアキが出演することも発表された。ステージに登場した金子は「原作がもともと好きだったので、まさかの出演で本当に驚きました。現場の規模感や世界観の再現度がすごかったです！」と力説する。また、金子はほとんどの出演シーンで空を飛んでいると言い「マントをたなびかせるのが大変でした。テイクを重ねてかなり緻密に作ったので、期待してほしいですね」と自信を見せた。

イベントではメイキング映像として、水中での撮影やワイヤーアクション、斜めに吊るされたバス内での撮影の様子などが初解禁となった。カネコは「感動したのは、炎の前で3人が笑っているところ。傷ついた3人が出会って心が通い合って、というシーンなので、メイキングとはいえ実写で拝見できてうるっと来ました」と特別な思いを口にする。アクションシーンについて山岸は「（青木・伊礼・服部の）3人にはいろいろやってもらいました。ビルから飛び降りるシーンとかも、本当に浮いてます」と話し「（原作を）表現し切った！ マンガとは違う印象だと思いますが、コアの部分を守って作ったので面白くなったと思います」と期待を煽った。

最後にカネコは「（ドラマを）作ってくれた皆さんが『EVOL』を好きでいてくれて、本気で楽しく作ってくれたのでうれしいです」、青木は「日頃、鬱屈とした感情やちょっとした絶望を感じることがあると思うんですけど、なかなか外に出せない叫びをキャスト・スタッフ一同心を込めて表現したので、多くの方の心に重なればいいなと思います」と伝えた。

「EVOL（イーヴォー）」は11月3日よりDMM TVで独占配信される。

なお、映画ナタリーではイベントの様子を引き続きレポートする。