いつか静也が日本統一を、伊藤健太郎が「静かなるドン」続編に期待

「静かなるドン」の後編公開記念舞台挨拶が本日5月20日に東京・新宿バルト9で行われ、キャストの伊藤健太郎、朝井大智、小西貴大が登壇。舞台挨拶の最後、伊藤は続編制作への期待を観客に向けて語った。

新田たつおのマンガを実写化した本作は、関東最大規模の暴力団・新鮮組の一人息子として生まれたものの、ヤクザを嫌い、堅気の人生を望む近藤静也を主人公にした物語。デザイン会社に勤めながら同僚に恋心を抱き平穏に暮らす彼だったが、ある日新鮮組が危機に陥ってしまう。全4話あるエピソードを2話ずつ前後編に分けて劇場公開。伊藤は静也、朝井は静也と敵対する鬼州組若頭・沢木全次郎、小西は静也を慕う新鮮組の組員・祐輔を演じた。

伊藤は前編に続いて2週連続で舞台挨拶に登壇。反響も非常にいいそうで「前編ももちろんですが、後編も観てもらいたいという思いが非常に強かったので、すごくうれしいですね」と笑顔を見せる。朝井に対しては「劇中で沢木と静也はけっこうバチバチにやっていましたけど、現場ではそんなこともなく。いろんなお話をさせていただきましたし。僕は大好きです」とコメント。朝井も「僕も……」と返答しつつ「台湾で活動していたときから伊藤さんのことは知っていて。実は（ドラマ「東京ラブストーリー」で伊藤が演じた）カンチの大ファンです。まさか共演できるとは思っていなかった」と打ち明け、会場を盛り上げる。“伊藤大好き”という思いでは負けていない小西も「（静也を自宅から会社に）送って行くとき、昼と夜の顔をするんですよ。僕だけに」と回想。ヤクザと会社員という2つの顔を持つ静也について、小西は「もちろん両方好きなんですけど、そこの間の、頼もしいんだけど優しい静也さんが大好きです」と語った。

このたび映画のヒットを受けて、6月5日から8日までの期間限定で東京・新宿バルト9、大阪のT・ジョイ梅田にて前後編の同時上映が決定。伊藤も「いろいろな伏線もあるし、本当なら続けて観てもらいたいと思っていました。4時間以上あるので、皆さん、映画を観たあとは整体のご予約だけしていただければ」と実現を喜ぶ。最後には「いつか静也が日本統一をしていく姿を皆様にお届けできるように、いろいろとお力をお借りできたらと思うので、どうか宣伝をよろしくお願いします」とさらなる続編の制作に向けて、観客の期待をあおった。