リン・ミンチェンが「6人の食卓」で喜劇に手応え「人を笑わせるのは私のミッション」

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東京のBunkamura ル・シネマで開催された映画祭「Making Waves - Navigators of Hong Kong Cinema 香港映画の新しい力」にて、本日11月13日に「6人の食卓」が日本初上映。キャストのリン・ミンチェンが舞台挨拶およびQ&Aに登壇した。

リン・ミンチェン

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「6人の食卓」は両親から受け継いだ家で暮らす3兄弟とそれぞれのガールフレンドが織りなす料理コメディで、コメディ映画として香港歴代興行収入第1位を更新中の大ヒット作。マレーシア出身の女優であるミンチェンは今回が初来日となる。

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上映前の舞台挨拶に登壇したミンチェンは「皆様こんにちは、私はリン・ミンチェンです。よろしくお願いします。上映後のQ&Aにもぜひ参加してくださいね」と日本語で挨拶。「皆さん映画を楽しんでください。とても楽しい映画ですので、何か心に響くものを感じ取ってもらえればうれしいと思います」と続けた。

「6人の食卓」 (c)2022 Edko Films Limited, Irresistible Beta Limited, One Cool Film Production Limited. All Rights Reserved.

「6人の食卓」 (c)2022 Edko Films Limited, Irresistible Beta Limited, One Cool Film Production Limited. All Rights Reserved.[拡大]

上映後には来場客から質問を募り、ミンチェンとのQ&Aセッションを実施。まず最初の「この作品に出演するに至った経緯は?」という質問に彼女は「『6人の食卓』はお正月に上映する、楽しく笑える作品。私はこういった映画を観ることも好きなので、自分にもチャンスがやってきたと感じました。そして脚本の第一印象としては、監督(サニー・チャン)が私のために一生懸命に書いてくれた役で、自分と共通している部分が多かったと感じたので、会社側に出演OKを出しました」と振り返る。そして出演するにあたっては、広東語があまり得意でないため、とても大きなチャレンジであったことも付け加えた。

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続いて撮影現場でのエピソードを尋ねられると、「脚本を受け取ったときには共演者が誰なのかはわからなかったんです。香港に行って脚本を暗記しているときに共演相手がわかって、一番上の兄の役がダヨ・ウォンさんだと聞きました。彼は香港ではとても有名で、私が彼と共演するなんて、『オーマイガー!』だと思いました(笑)」と述懐。そして言葉の問題もあって、緊張はなかなか解けなかったと述べ「緊張しなくなったのは映画の撮影が全部終わったあとでした。この映画は香港でも大成功していて、関係者全員が続編を望んでいます。もし続編に私が出演することになれば、もっと演技を磨いて、もっと皆さんを笑わせたいです」と次回作に意気込んだ。

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作中で一番忘れがたいシーンとしては、ダヨ・ウォン演じるホンとテラスで語った場面を挙げる。ミンチェンは「このシーンを最初に脚本で読んだ際に、とても重要な場面だと思い、それから当日まで脚本を読まなかったんです。そして本番の際に監督とダヨ・ウォンさんと3人でこの場面について、どういうふうに撮るのかを一生懸命に話し合いました。その結果、カットされたセリフもあるけど、逆に加わったセリフもいくつかあるんです。それぐらい大きく調整をさせてもらいました。監督にはこのようなコミュニケーションの機会を与えてもらって、とても感謝してます」とコメント。さらにホンを抱擁するこの場面について「台本を読んで、彼がとにかく愛しいなと思い、ここでは彼を抱きしめたほうがいいだろうと思って、そう演じました。この場面、皆さんいかがでしたか?」と観客に問いかけると、観大きな拍手が起きた。

最後の質問は「今後はどんな役をやりたいか?」というもの。これにミンチェンは「私は歌手なので、自分が役者になるとは思ってなかったし、演技を学んだこともなかったんです。でも『6人の食卓』に出演してから、映画館に足を運んで7回も観ました。映画館で皆さんが笑ってくれるとすごくうれしいんですよ。私の演技で皆さんが笑ってくれると、『私にも喜劇の能力があるんじゃないか?』と自信を持つことができて、ある種の達成感を味わうようになっています。ひょっとしたら人を笑わせるのは私のミッションかもしれません。今はコメディのことが、観るだけでなくてやるのも大好きになりました。今後もコメディのオファーがあれば喜んでやりたいですし、私の役で皆さんを笑わせることができれば、これ以上うれしいことはないと思ってます」と、コメディエンヌとしての自分に手応えを感じているようだった。

最後にミンチェンは「今日はありがとうございました。この作品がより多くの人の目に触れてほしいと思ってまして、次に日本に来るときには新作を携えて、また皆さんと一緒に笑ったり喜んだりする機会が来ることを待っています」と締めくくった。

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広州とほほ日記 @GzTohoho

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