火山に人生を捧げた夫婦のドキュメンタリー「ファイアー・オブ・ラブ」本日配信

ドキュメンタリー「Fire of Love」が「ファイアー・オブ・ラブ 火山に人生を捧げた夫婦」の邦題で、本日11月11日よりディズニープラスにて独占配信される。

本作は世界中の火山を渡り歩き、噴火活動の映像や写真を記録したフランス人火山学者、モーリスとカティアのクラフト夫妻のドキュメンタリー。火口ぎりぎりまで接近し、噴火の瞬間の映像を捉えることから「不死身の火山学者」「火山の悪魔」として知られていた。1991年6月3日の長崎・雲仙普賢岳の大火砕流で命を落とし、その模様はNHKがフランスと国際共同制作したドキュメンタリードラマ「カティアとモーリス ～雲仙・普賢岳に挑んだ夫婦」でも描かれている。

「ファイアー・オブ・ラブ」では1960年代後半までさかのぼり、2人が遺した貴重なアーカイブを再構成し、火山に魅せられ執着した夫妻のウィットに富んだ結婚生活のポートレートがつづられる。「The Seer and the Unseen（原題）」のサラ・ドーサが監督、映画監督・女優・アーティストのミランダ・ジュライがナレーターを務めた。映画はSandbox Films、Intuitive Pictures、Cottage Mの共同製作。サンダンス映画祭で初披露されたのち、National Geographic Documentary FilmsとNeonが配給権を獲得した。トレイラーがYouTubeで公開中だ。

※記事初出時、内容に一部誤りがありました。お詫びして訂正します。