本作では、スポーツバーで働く従業員たちが女性蔑視と人種差別に立ち向かうさまが描かれる。ホールがストライキを画策するリサを演じたほか、
グッチーズ・フリースクールは「本作を通じて、明日を生き抜くパワーを手に入れて欲しい」「本作で描かれる些細(だとも言われる)な、無意識下に多く蔓延る差別や偏見を、現実で少しでも改善されるきっかけなれば」という思いから、配収の一部を寄付することを決意した。Japanese Film Projectは日本映画業界の「ジェンダーギャップ・労働環境・若手人材不足」を検証し、課題解決するために「調査および提言」を行う非営利型の一般社団法人だ。寄付額は順次「サポート・ザ・ガールズ」公式サイトで発表される。
また本作を鑑賞したジェーン・スーらの応援コメントが到着。なお本作のオリジナルグッズが、上映館である東京・K2やWebサイト「SUZURI」で販売中だ。また、字幕翻訳家・大石盛寛らが登壇するトークショーが10月7日から3日間にわたり予定されている。詳しくは映画公式サイトで確認を。
ジェーン・スー(コラムニスト / ラジオパーソナリティ)コメント
なにか決定的な事件があるわけじゃない。あるわけがない。日常ってそういうものだもの。推進力を失った船が嵐にも追い風にも出くわさず、微妙な向かい風と一瞬のつむじ風に翻弄され、少しずつ削られていくものだもの。それで、思ってもなかった方向に進んでいくの。嫌になるわ。でも、現実に起承転結のついた物語など初めからないのだよ。だからしっかり隣の子とスクラム組んで立ってなきゃ。
深澤真紀(獨協大学特任教授 / コラムニスト)コメント
女たちは、自分のセクシーさを売りにしていいし、
そこで男たちに粗末に扱われたなら、怒っていいのだ。
自分と仲間の尊厳を守る女たちの物語。
山田由梨(作家 / 演出家 / 俳優)コメント
女同士助け合いたいけど、誰かを“助ける”のは意外と難しい。いろんな女がいる。愛に溢れた、でも一筋縄ではいかないシスターフットムービー。
斉藤綾子(映画研究者 / 明治学院大学教員)コメント
アメリカの片田舎。マッチョな男たちが集まる寂れたスポーツ・ダイナーは若いウェイトレスのお色気が売り。そんな店を切り盛りしているマネージャーのリサ(レジーナ・ホール)。体を張って「女の子たちを支える」リサは女の子たちから「今までに一番素晴しい上司」と慕われている。でも店のオーナーは金儲け主義の嫌な奴。思い通りにならないリサをクビにすると脅してばかり。トラブル続きのリサの堪忍袋の緒が切れる!
舞台はトランプ人気が根強いアメリカ・テキサス州。人種差別やセクハラし放題の男たちから必死に女の子たちを守るリサの姐(あね)さんぶりが頼もしい。ネイルはしっかり、ヘアスタイルも決まっているレジーナ・ホールの一挙一動がリアルすぎて、思わず応援したくなる。最初はちょっとおバカキャラにみえるメイシー役のヘイルー・リー・リチャードソンもどんどん好きになる。スタイル抜群でシングル・マザーのダニエレと3人のシスターフッドにもすごく共感。そうそう、ボボ役のクイア・コメディアンのリア・デラリアも見逃せない。アメリカのウェイトレスもの映画は過去にもあったけれど、こんな風にリアルに職場の難しさや女たちの連帯を描いた映画は少ない。
接客業だって、セクハラは決して許さない。女たちはいつまでもわきまえて黙っていないぞ。怒るときには怒る。そんな女たちの小さな反逆をサポートして、私も思わず応援したくなって拍手!!!
なみちえ(アーティスト)コメント
圧倒的なガールズパワーを感じる作品。背中を押された気持ちになってる!
私もこんな、強い仲間を作りたい!!
aggiiiiiii(ライター)コメント
リッサ~ッ! こんな上司最高。
働いてるガールズがいきいきしてる!
升味加耀(演劇ユニット・果てとチーク主宰)コメント
彼女達と私は紙一重で同じ地獄を共有している
だからこそ身を寄せ合い懸命に生き抜くその姿が、胸を突いた
添田奈那(ペインター)コメント
あらゆる差別が存在するこの世界で、
どんな相手に対しても自身の正義を貫く彼女たちに心が痺れました。
Japanese Film Project @JpFilm_Project
【お知らせ】
10月7日公開「サポート・ザ・ガールズ」配収の一部をJFPへ寄付頂きます。配給のグッチーズ・フリースクールさん@gucchi_school、ご支援ありがとうございます。
“グッチーズ・フリースクールは「本作を通じて、明日を生き抜くパワーを手に入れて欲しい」(続
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