「LAMB/ラム」のアダはどのように誕生したのか?制作秘話公開
2022年10月3日 18:00 2
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本作は、「ミッドサマー」などで知られるA24が北米で配給したホラー。羊から産まれた“羊ではない何か”をアダと名付け育てようとする夫婦が、破滅へ導かれていくさまが描かれる。
幼少期に祖父母の羊牧場で時間を過ごすことが多く、羊は身近な存在だったというヨハンソン。アダのビジュアルについて「美しくて、面倒を見たくなる姿を心がけて作りました」と明かした。またヨハンソンは、ビジュアルが映画の出発点であり、物語を伝えるうえでもっとも重要な要素だと考えていることから、まずは画像や自身のドローイングなどを集めたムードボードとグラフィックノベルを制作したという。
アダの撮影に関するヨハンソンのコメントも到着。「現場ではまずパペットを使い、次に同じシーンを子供で撮影し、最後に羊を入れました。なるべく撮影した映像を使って表現したかったので、VFXを使わないように心がけていました。ただし合成した際に頭が大きく動いてしまっていたところはVFXで羊の頭を作りました。そのように頭と体の連動に気を付けながら撮影しました」と、これまでに「ゲーム・オブ・スローンズ」シーズン2や「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」で特殊効果を担当してきた彼の創意工夫を語っている。さらにヨハンソンは、アダを描く点で注意したことを「映画を観ている人に『アダの姿をはっきりと見せられないんだな』と思わせないこと」と述べた。
「LAMB/ラム」は全国で公開中。
※「LAMB/ラム」はR15+指定作品
※記事初出時、一部事実に誤りがありました。お詫びして訂正します。
ヴァルディミール・ヨハンソンの映画作品
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