1930年12月3日生まれ、フランス・パリ出身のゴダール。ソルボンヌ大学やシネマテークで学び、1950年代初頭から雑誌カイエ・デュ・シネマに集う若手批評家の1人としてキャリアをスタートさせた。数本の短編映画を監督したのち、1959年の長編デビュー作「
最初の妻で女優の
反体制的な学生運動が世界各国で起こった1960年代後半には、ゴダールも商業映画と決別し政治映画を集団的に制作するジガ・ヴェルトフ集団を結成する。1968年の五月革命の最中には、ゴダールとトリュフォーが中心となって、その年のカンヌ国際映画祭への抗議行動を展開。最終的には映画祭を中止に追い込んだ。この事件は官僚主義的な映画祭への議論を巻き起こし、翌年から始まる「監督週間」の創設につながった。現在も続く監督週間は、作家性の強い作品を紹介する非コンペティションの独自部門として知られる。
1973年以降、パリを離れて新たなアトリエ「ソニマージュ」を設立。この名前は「音響(ソン)」と「映像(イマージュ)」をつなぎ合わせた造語で、音と映像を自由に再構築するゴダール作品の重要な概念にもなっている。その後、1979年に突如発表した「
1990年代には「新ドイツ零年」「
2000年以降も「
なお9月16日に東京都墨田区菊川に開業する映画館・Stranger(ストレンジャー)では「特集:J=L・ゴダール 80/90年代 セレクション」が開催。「勝手に逃げろ/人生」「右側に気をつけろ」など計6本が3週間にわたって上映される。
(情報提供:IndieWire / VM / ゼータ イメージ)
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