伊林侑香の監督デビュー作「幻の蛍」公開日決定、予告編も到着

伊林侑香の長編監督デビュー作「幻の蛍」が6月24日に富山・ジェイマックスシアターとやまで先行公開され、7月9日より東京・K's cinemaにて上映されることがわかった。

オール富山ロケで撮影された本作。夏休みに祖母の家を訪れた中学生・中川かなたが、両親の離婚により離ればなれになっていた妹・有田すみれと再会し、思い出作りのため蛍を探す冒険に出るさまが描かれる。野岸紅ノ葉がかなた、池田埜々耶がすみれを演じ、岩井堂聖子、山口詩史、椿原愛、保坂直希、菊池亜希子、吉沢悠がキャストに名を連ねた。YouTubeでは予告編が公開中。

なお本作を鑑賞した著名人のコメントも到着した。本作の主題歌「ホタル」を歌う中山うりは「ふつふつとした『あの夏』の感情が瑞々しく描かれていて、私はいつの間にか学校帰りに傘がなくて雨に濡れながら歩いたいつもの道を思い出していました」、俳優の田中美里は「雨が止んだ後の晴れ間は幻の蛍の様に優しい光でした」とつづっている。

MotinGalleryでは5月31日いっぱいまで、本作の劇場公開支援を目的としたクラウドファンディングを実施中。

中山うり コメント

ふつふつとした「あの夏」の感情が瑞々しく描かれていて、私はいつの間にか学校帰りに傘がなくて雨に濡れながら歩いたいつもの道を思い出していました。
この映画はしずかにやさしく私自身の「あの夏」と再会させてくれました。

田中美里 コメント

なかなか自分の奥にある言葉は大切であるほど口に出す事はできないけれど、ただ一緒に歩くだけでその一歩がせきとめていた気持ちを流してくれる。
雨が止んだ後の晴れ間は幻の蛍の様に優しい光でした。