「君と世界が終わる日に 特別編」のリモート記者会見が2月17日に行われ、
ゴーレムと呼ばれる生ける屍に占拠された世界が舞台の「君と世界が終わる日に」シリーズ。本作では竹内扮する主人公の間宮響が、ゴーレムウイルスの治療薬を求めて整命大学附属病院を訪れるさまが描かれる。響の恋人である小笠原来美を中条、響と来美の同級生で元警察官の等々力比呂を笠松、響とともに終末世界を生き抜いてきた元女子大生・柊木佳奈恵を飯豊、整命大学附属病院の看護師・伊東亜希を長濱、整命大学医科学研究所の研究員・室田シンジを須賀が演じた。菅原伸太郎が演出を手がける。
「きみセカ」の魅力について竹内は「濃密な人間ドラマがあること。ゾンビがいるっていうことは舞台装置でしかなくて、そこで起こる人間模様を観てもらいたいです」と語り、中条は「ゾンビもハラハラドキドキする部分ですが、いざ生きるか死ぬかとなったときに何を選ぶのか、人間の本質を教えてくれるお話だと思います」とコメントした。
「金曜ロードショー」で放送される特別編。竹内が「今まで観ていなかった方もいると思うので、シリーズを振り返りながら、作品の魅力をぎゅっとまとめて放送できるというのがうれしい」と話すと、飯豊が「『金曜ロードショー』で放送ってすごいですよね……」とうなずく。竹内は「そうだよ、『千と千尋の神隠し』の枠だよ! ゾンビ殺して、めちゃくちゃ血出てくるけど大丈夫かな(笑)」と笑いを誘った。
「きみセカ」チームとの再会にあたって、笠松は「等々力と同じように自分自身も成長できたなと思う。Season1、2から期間が空いたことで、また再会したときに恥ずかしくないようにほかの仕事も一生懸命やろうと緊張感を持てました」と振り返る。飯豊は「セッティング待ちの時間も自然に同じところに集まって話していたりとか、改めて仲がいいなあと思いました。みんなが一丸となって『シーズンが続いていったらいいね』と常に言い合っていたので、そのような現場に参加できたことも幸せでした」と述懐した。
特別編からの参加となった長濱と須賀。長濱は「Season1、2を観ていたら、ゾンビがいるという非現実世界の中に自分と重なるところもあって。人間ドラマに引き込まれました。その物語に参加させていただくのもうれしかったし、ゾンビと対峙するシーンはどんなふうになっているんだろうと楽しみでした」と述べた。須賀は「現場は和気あいあいとしていてチームワークもできていたので、居心地がよかったです。初日にゴーレムと会うのを楽しみにしていたら、ロケバスの運転席からゴーレムが出てきて。運転もするんだーって思いました(笑)」と会場に爆笑を起こす。長濱は「ゴーレムと初めて会うシーンのときに怖すぎて転んでしまって。1週間くらい大きなあざができてしまいました」と撮影時のアクシデントも明かした。
シリーズ過去作からパワーアップした部分を尋ねられると、竹内は「キャストとスタッフが何を表現したいのか方向性がまとまってきている。全体的な作品のクオリティが上がっていると思います」と回答。またSeason3の見どころについて、竹内は「時間軸的には、特別編から10カ月後の設定。10カ月経ったことでどうなっているか観てほしいです。玉山鉄二さんが演じる、“ゴーレムに噛まれても感染しない”謎の男が出てくるので、こちらも見どころです」と伝え、中条は「一番は(共演した)横溝菜帆ちゃんのアクションです! 練習も一生懸命がんばっていた。アクションドラマ感が増していると思います」と作品の魅力をアピールする。
最後に竹内は、「やっと特別編とSeason3が皆さまのもとに届く日がやってきたのがうれしいです。これまでにないクオリティの作品を作ることができたので、視聴者の方もいい刺激をもらえるのではないかと。楽しませる自信があるので、是非ご覧ください」とイベントを締めた。
「君と世界が終わる日に 特別編」は、2月25日に日本テレビ系「金曜ロードショー」で放送される。なお本作の放送後に「君と世界が終わる日に」Season3がHuluにて独占配信スタート。
金曜ロードショー「君と世界が終わる日に 特別編」
日本テレビ系 2022年2月25日(金)21:00~
須賀健太 @suga_kenta1019
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