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「仮面ライダーセイバー」の正統続編にあたり、テレビシリーズの8年後を描く本作。内藤演じる主人公の仮面ライダーセイバー / 神山飛羽真を軸に、山口扮する仮面ライダーブレイズ / 新堂倫太郎、青木扮する仮面ライダーエスパーダ / 富加宮賢人、川津扮する須藤芽依らのその後がつづられる。
「仮面ライダーセイバー」に携わった期間を振り返った内藤は、「人としても役者としても本当に成長できました。“芝居をして生きていく”という気持ちが足りなかった部分が以前は正直あったんですが、『仮面ライダー』という舞台のおかげで役者としてやっとスタートを切れました」とコメント。川津は「芽依に励まされましたし、1年半味方でいてくれました。撮影はハードでしたが、大丈夫でしょ!と突っ走って行って。この役には本当に感謝しています」、山口は「倫太郎の『僕は僕を絶対あきらめない』というセリフがありますが、僕も彼に追い付け追い越せで切磋琢磨してきました」、青木は「二面性のある役を演じられて、芝居のスキルも少しは上がったのかなと思います。みんなと一緒にやれて、本当に新しい家族ができたなと。楽しいメンバーとこういうふうに1年一緒に仕事ができる機会は、今後もうないと思うので」とそれぞれ心の内を伝える。
彼らをテレビシリーズから見てきた上堀内は「撮影の半分を過ぎるくらいまでは、(キャストたちが)ふわふわしていて大丈夫かな?というくらいだった」と笑いながら当時の心境を明かす。しかし「でも後半は『なんだよ、伸びしろしかないじゃないか』ってくらい、本当に成長して。内藤くんは現場で涙ちょちょぎれたこともあるくらい(大変な現場)でしたが、彼らが成長してくれていなかったら、今回の作品はこんなテイストにならなかったと思います」とキャストをたたえた。
続いて話題は木村了、橋本さとしらとの共演シーンについて展開。木村と一緒のシーンが多かったという内藤は「そこでは、かみほり(上堀内)監督に初めてというぐらい褒めてもらえました。芝居のうまい木村さんに引き出してもらい、助けられました」と述べ、橋本と親子役を演じた山口は「1日目の撮影ではクライマックスシーンがあったんですが、橋本さんの圧がすごかったんです。でも僕も負けずにロケットのようなエネルギーで行ったら受け止めてくれました。説得力のある役者さんで、本当のお父さんに見えました」と回想する。
MCから「『仮面ライダーセイバー』を通して、成長を実感したエピソードは?」という質問が飛ぶと、青木は「内藤くんが主演として確立されて、顔つきが変わったことには感動しました」「自分より歳下なのに頼れるし、歳下だからこそできる気遣いもあって。もっと僕もがんばらなくては、とずっと思ってました」と笑顔を見せて、内藤を照れさせる。また山口も「内藤くんは『自分が真ん中にいていいんだ』と気付いてから、すごく頼もしくなったと感じました」とうなずき、上堀内は「みんな、どこに出しても恥ずかしくない人たちに成長したと思います。8年後が楽しみですね」と自信を持って言い切った。
最後の挨拶では、川津が「今作は8年後が舞台ということで、みんなそれぞれの人生を歩んでいます。でも空白の時間を想像できるようなシーンやセリフがたくさんあるので、言葉や表情に注目して、何回でも観ていただけたら」とアピール。青木は「『セイバー』第1話から始まり、最終章まで駆け抜けた表情や佇まいを思い返しながら、今作を観ていただきたいです」、山口は「ここに来ているお子さまは8年後、いい大人になってください。大人の方は、これからも一緒に人生を歩めたら」と言葉を紡ぐ。
内藤は「神山飛羽真として、倫太郎、賢人、芽依の隣にいられるのは今回が最後かなと思っています。でも僕たちは一生芝居を続けます。それぞれの道でがんばり続けますので、応援してほしいです」と語りながら、思わず目に涙を浮かべる。すると上堀内から「最後って言うけど、もう1作あるかもしれないよ!」、青木からも「そうだよ! 笑顔でバイバイでいいじゃん!」と励ましの声が。それを聞いた内藤は、「じゃあ最後はセリフで行きます! 物語の結末は俺が決める!」と力強くポーズを決め、笑顔でイベントを締めた。
「仮面ライダーセイバー 深罪の三重奏」は新宿バルト9ほかにて、期間限定で上映中。Blu-ray / DVDが5月11日に発売される。
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