足踏みをしていた理由は?「女たち」監督が篠原ゆき子の現場エピソード明かす

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女たち」の舞台挨拶が6月27日に東京の池袋シネマ・ロサで行われ、キャストの篠原ゆき子、監督の内田伸輝が登壇した。

「女たち」舞台挨拶の様子。左から篠原ゆき子、内田伸輝。

「女たち」舞台挨拶の様子。左から篠原ゆき子、内田伸輝。

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母の介護をしながら学童保育所で働く美咲を主人公に据えた本作。母に心の奥底で認められたいと願いながら生活を送る雨宮美咲を篠原が演じ、娘を否定し続ける毒親・美津子に高畑淳子が扮した。

篠原ゆき子

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篠原は撮影を振り返り「本当に大変でした。コロナ対策を徹底していたので皆さんとごはんも行けなかったですし、粛々と映画を作った感じです」と述懐。印象深い場面として、ポスターにも使用された倉科カナ演じる親友・香織とのシーンを挙げ「撮影場所にヒルがいて、地面から這い上がってくるし、上からも降ってきて恐怖でしかなかった」と笑いを交えながら回想した。また現場はパラグライダー場だったそうで「2人が語り合うシリアスな撮影中、目の前にパラグライダーが着地してきました」とユニークなエピソードを明かす。

「女たち」舞台挨拶の様子。

「女たち」舞台挨拶の様子。[拡大]

続いて話題は役作りへ。内田が「感情を入れるシーンで必ず足踏みをしていましたけど」と尋ねると、篠原は「無意識でした」と答えつつ「高畑淳子さんの迫力がすごかったこともありますし、急には役に入れないので事前に行動を起こして入っていきました」と説明する。また本作のタイトルを製作の奥山和由が命名したことを受け、篠原が内田に「監督が本作にタイトルを付けるとしたら?」と質問する場面も。内田は「雨宮美咲」と回答し、「洋画の『フォレスト・ガンプ』のように、主人公の名前をストレートにタイトルにすることは邦画ではなかなかないので、一度はやってみたいです」と続けた。

最後に内田は「長い間お客様の前で舞台挨拶をできる状況ではなかったので、皆様の前に立って挨拶できることが本当にうれしくて仕方ないです」と喜びをにじませる。篠原も「もし何か少しでも心にこの映画が引っかかってくれたら、友人などと共有していただけるとうれしいです。本日はありがとうございました」と話し、イベントを締めくくった。

「女たち」は全国で公開中。

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(c)映画「女たち」製作委員会

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おおとも ひさし @tekuriha

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