「逃げた女」は誰か?ホン・サンスが創作論語る「はっきりさせないほうがいい」

3

145

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 17 82
  • 46 シェア

逃げた女」より、監督を務めたホン・サンスのインタビューが到着。あわせてメイキング写真7枚が公開された。

ホン・サンス

ホン・サンス

大きなサイズで見る(全20件)

「逃げた女」メイキング写真

「逃げた女」メイキング写真[拡大]

第70回ベルリン国際映画祭で銀熊賞(監督賞)を受賞した本作。夫の出張中に3人の女友達と再会した主人公ガミの心が、彼女たちとの会話を通して揺れ動いていくさまが描かれる。ホン・サンスとは7度目のタッグとなったキム・ミニがガミを演じた。

「逃げた女」メイキング写真

「逃げた女」メイキング写真[拡大]

タイトルとなっている「逃げた女」とは誰のことか尋ねられたホン・サンス。「実は誰かは決めていなかったんです(笑)。決めることもできたんですが。でも決めてしまう前に、考えるのを止めました」と答えると、「むしろそれははっきりさせないほうがいいんです」と続ける。

「逃げた女」メイキング写真

「逃げた女」メイキング写真[拡大]

そして「映画作りにおける私のアプローチは、あらゆる一般化や、あらゆるジャンルのテクニック、特定の効果に対するあらゆる期待を避けようと試みることです」と映画制作における持論を展開。「私が望むのは、どんな意味付けもすることなく、いかに断片を集めてこられるかということなのです。その断片を1つにする過程で、ある具体的なものが生まれて、その具体的なものが、多くの異なる人々にとって、多くの異なる意味をもたらすことができます」と続けた。

「逃げた女」

「逃げた女」[拡大]

編集期間については、「私の編集はとても速いです。なぜなら、撮影している段階ですでに頭の中で編集しているので。撮影が終わってから、編集を終えるまでに通常で1日か2日です」と回答。また、猫が登場するシーンに関して問われると「最初にほかのシーンを撮ろうとしていたのですが、映画にも登場した防犯カメラにあの猫がうろついているのが見えたので、クルーを集めて急いで下に降りて撮影をしました。だからこれは、ファーストテイクなんです(笑)」とエピソードを披露した。

「逃げた女」は全国で公開中。

この記事の画像・動画(全20件)

(c)2019 Jeonwonsa Film Co. All Rights Reserved

読者の反応

  • 3

アクターズ・ヴィジョン @4workshop

「逃げた女」は誰か?ホン・サンスが創作論語る「はっきりさせないほうがいい」(コメントあり) https://t.co/kLSaJ5lgzV

コメントを読む(3件)

関連記事

ホン・サンスのほかの記事

リンク

関連商品

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 逃げた女 / ホン・サンス の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。