「孤狼の血2」s**t kingzのOguriが映画デビュー、白石和彌「目に狂いはなかった」

「孤狼の血 LEVEL2」にダンスパフォーマンスグループ・s**t kingzのOguriが、本名の小栗基裕として出演する。

「孤狼の血」に続いて白石和彌が監督、池上純哉が脚本を担当した本作。前作から3年後を舞台に、大上章吾の遺志を受け継いだ若き刑事・日岡秀一の物語が、オリジナルストーリーでつづられる。松坂桃李が日岡、鈴木亮平が“悪魔の男”こと五十子会上林組組長・上林成浩に扮した。

スクリーンデビューとなる小栗が演じるのは、上林組の組員であり、敵とみなしたものにはなりふり構わず襲い掛かっていく危険なヤクザ・戸倉毅。小栗は「役が決まってからはヤクザに関するドキュメンタリーや、YouTubeで薬物常習者の仕草を見て、とにかく研究しました」と真剣な役作りを語り、「撮影以外の時間も鈴木亮平さんが優しく楽しくみんなを引っ張ってくださって、同い年のマイティー（毎熊克哉）は俳優として色々な事を教えてくれて、上林組の皆さんとの絆がすごく深まりました」と撮影を振り返った。そんな小栗の演技を、白石は「オーディションで会った瞬間に、“きっと芝居も面白いに違いない！”って思わせてくれる何か持ってました。その目に狂いはなかったです」と称賛している。

「孤狼の血 LEVEL2」は8月20日より全国ロードショー。村上虹郎、西野七瀬、音尾琢真、早乙女太一、斎藤工、中村梅雀、滝藤賢一、矢島健一に加え、中村獅童、吉田鋼太郎も出演する。

※「孤狼の血 LEVEL2」はR15+指定作品

小栗基裕 コメント

別の役でオーディションを受けていたので、戸倉役に決まったと聞いた時は嬉しさと驚きで震えました。役が決まってからはヤクザに関するドキュメンタリーや、YouTubeで薬物常習者の仕草を見て、とにかく研究しました。現場では自分が想像していたよりもかなりクセの強い人間になり、クスリの影響で歯がボロボロという設定だったので、メイクさんにしっかり汚して頂き、我ながら大きなインパクトを残せたのではないかな、と思います（笑）。
撮影以外の時間も鈴木亮平さんが優しく楽しくみんなを引っ張ってくださって、同い年のマイティー（毎熊克哉）は俳優として色々な事を教えてくれて、上林組の皆さんとの絆がすごく深まりました。また早乙女太一さん演じる花田に投げられるシーンがあったのですが、撮影後に「軸がしっかりしてて投げ易かった」と言っていただけて、ダンスやってて良かった、と思いました。シッキンのメンバーもみんなビックリしながらも「おめでとう！ 凄いね！ 頑張って！」と言ってもらえました。いつも照れ臭くて冷静を装ってしまうんですが内心はとても嬉しかったのを覚えています。
前作にも増して、今作は刺激的でカッコいい作品になっています。特に日岡と上林がぶつかるシーンは現場にいながら本当に興奮しました！ それと同時に、登場人物の背景一つ一つにドラマがあり、本当の正義とは何か？ 悪とは何か？という重厚なテーマも兼ね備えた作品だと思いました。上林組の絆の強さとぶっ飛びっぷりを是非観て欲しいなと思っております！