アクション女優が撮影現場から異世界へ、韓国映画「スレイト」6月公開

アン・ジヘが主演を務めた韓国製アクション「スレイト」が6月25日に公開される。

本作は幼い頃からアクションスターを夢見るも、役者として芽の出ない日々を送るヨニを主人公にしたアクションエンタテインメント。アクション映画のスタントとして撮影現場に入った彼女は、不思議なカチンコをきっかけに戦国時代のパラレルワールドへ迷い込む。撮影と間違えて敵を倒し、村人から伝説の“鬼剣”として迎えられたヨニ。彼女はその卓越した剣術を駆使し、村を守るため極悪独裁者との戦いに身を投じていく。

監督のチョ・バルンはスタントなしでアクションを撮影できる女優を探していたところ、「アクロバティック、剣術、弓、乗馬、ダンス、器械体操など、アクションに関するすべてをこなすことができる」と自信を示すアン・ジヘと出会った。監督は彼女のアクション練習のビデオを観て、ヨニ役のオファーを決めたという。アン・ジヘは「ヨニと過ごした日々は、今でも私にとっては白昼夢のような時間です。ヨニというキャラクターに対する情熱が、彼女と一緒に成長するための私のモチベーションになりました」と語っている。

そのほか殺された父親に代わり領主の役目を継いだキム・ジナにドラマ「100日の郎君様」のイ・ミンジ、弟子という立場にもかかわらずキム・ジナの父親を殺したフィリップに「白頭山（ペクトゥサン）大噴火」のパク・テサンが扮した。タイトルの「スレイト」とは、英語で「カチンコ」を意味する単語。第33回東京国際映画祭では「スレート」のタイトルでTOKYOプレミア2020の1本として上映された。

「スレイト」は東京・シネマート新宿、大阪：シネマート心斎橋ほか全国で順次ロードショー。現在、特報がYouTubeで公開中だ。