睡眠をこよなく愛する住本が「若いんだから、休みの日は出かけたらいいのに」と言われて疑問を感じたことをきっかけに、「眠ることを中心に生きる人たちを描きたい」と構想から4年を掛けて完成させた本作。床ずれができるほど毎日眠りすぎてしまうマリノ、寝具販売員のマモル、突然再会した幼なじみ・ミノリの関係性を軸に、マリノの静かな日常が揺らぎ始めていくさまがノスタルジックな映像とアニメーションによってつづられる。第21回TAMA NEW WAVEのある視点部門などで上映され、このたび池袋シネマ・ロサの「新人監督特集 Vol. 7」のプログラムとして劇場上映される運びとなった。
マリノ役の
あわせてポスタービジュアル、場面写真、予告編、著名人によるコメントも解禁となった。YouTubeで公開された予告編には、「三月のライオン」で知られる監督・
矢崎仁司(映画監督)コメント
構想から四年をかけて「ふゆうするさかいめ」を完成させた住本尚子監督は天才だ!と思う。
理解を求める今の映画を破壊する力を持つ映画に出会うと、感じる。さあ、「ここから始めよう」と私も思う。映画を!
ヴィヴィアン佐藤(ドラァグクイーン / 美術家)コメント
住本監督はヴィークル(移動装置)をかくも魅力的にカメラに収める。そして睡眠もまた動かない移動活動だ。
人は引き籠るとシックになり、旅に出るとホームシックになる。羽毛を提供した渡り鳥たちも飛びながらどんな夢を見るのだろうか。
ゆっきゅん(電影と少年CQ)コメント
今日と明日、つまり過去と今の……現実と夢のさかいめ、あなたの記憶と私の記憶のかなしいさかいめ。
片付くことなく続いていく毎日の中の、抜け道を示してくれるような映画でした。いい布団で寝たい。
住本尚子の映画作品
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矢崎仁司が激賞、“睡眠を愛する”新鋭監督がノスタルジックにつづった初長編作が公開(動画あり / コメントあり) https://t.co/OK9A6buQkw