テレビアニメ「PUI PUI モルカー」で知られる
見里が、東京藝術大学大学院修了制作として完成させた本作。グリム童話「狼と七匹の子山羊」をもとにした本作では、児童虐待などの社会問題にスポットが当てられており、狼に食べられかけたヤギの子供たちが暮らす家に、1匹だけ消化され見つからなかった子ヤギの代わりとして、母ヤギが人間の少年を連れて来ることから物語が展開する。
本作は、国際短編映画祭ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(SSFF & ASIA)2019のジャパン部門優秀賞を獲得。SSFF & ASIAの受賞時に、見里は「映像とは悪く言ってしまうと、見る人の時間を奪ってしまうものだと思っています。だからこそ見て良かった、楽しかったと思ってもらえるような表現や演出、為になったと思ってもらえるようなメッセージを含めることが大切だと思い制作をしました」と語り、「見て欲しいポイントは人形の顔の表情です。撮影の際は人形の生き生きとした表情や動きを表現するために、1秒24フレームを徹底してコマ撮りを重ねていきました」と紹介している。
なお「ブリリア ショートショートシアター オンライン」での視聴にはユーザー登録が必要だ。
見里朝希 コメント(SSFF & ASIA 2019ジャパン部門優秀賞受賞時)
この度は大変素晴らしい賞を頂きありがとうございました。突然画面に名前が出てきた時の驚きは忘れません。
映画祭実行委員の皆様・関係者の方々、観客の皆様に感謝致します。
映像とは悪く言ってしまうと、見る人の時間を奪ってしまうものだと思っています。だからこそ見て良かった、楽しかったと思ってもらえるような表現や演出、為になったと思ってもらえるようなメッセージを含めることが大切だと思い制作をしました。又、できるだけ観客に途中で飽きずに最後まで見てもらうにはどうするべきか、ということも考えていました。だからこそ、今回SSFF & ASIAでこのように評価して頂けたことを大変嬉しく思っています。
次の制作へのプレッシャーが半端ないですが、これからも変わらず気楽に楽しく作っていきます。
制作関係者である音楽制作者やキャスト、大学院の方々そして家族にも感謝致します。
本当にありがとうございました。
見てほしいポイント
見て欲しいポイントは人形の顔の表情です。撮影の際は人形の生き生きとした表情や動きを表現するために、1秒24フレームを徹底してコマ撮りを重ねていきました。
特に苦労したところは後半にあるアクションシーンです。6体の人形を合体させたり、ダイナミックにカメラを動かしながら撮影しました。
田亀源五郎 Gengoroh Tagame @tagagen
@seitarofujita いや、卒制はこっち。 「PUI PUI モルカー」見里朝希の監督作「マイリトルゴート」本日から無料配信(コメントあり) https://t.co/fDdvf3gEef