近藤史恵の小説を映像化する「連続ドラマW インフルエンス」は、友情が引き金となって3つの殺人事件を起こした女性3人を描くサスペンスドラマ。ある女性小説家のもとに友梨と名乗る女性が訪れ、「私と友人2人が犯した3つの殺人を小説にしてほしい」と依頼する。最初の事件は35年前の昭和の団地で起こり、高校生だった少女たちは2つの殺人を犯した。そして10年後、20代となった彼女たちは、さらに恐ろしい殺人計画を立てる。
橋本は団地で育った主人公・戸塚友梨を高校時代から20代まで演じる。暴漢に襲われた親友を守るため男を刺すという役どころだ。友梨が暴漢から助けた坂崎真帆には葵が扮する。両親の離婚により団地に引っ越して来るが、周囲から孤立していた真帆。ひそかに真帆に憧れを抱く友梨が声を掛けたことで友情が生まれる。劣悪な家庭環境から不良となった日野里子を演じるのは吉川。祖父から性的虐待を受けていることを知られ、友梨と疎遠になっていたが、友梨が暴漢を刺した際になぜか里子が逮捕されてしまう。
橋本は演じる友梨について「偏った気持ちが交差して、他の人には理解されなくても殺人を通して、自分達の友情はこれだと悩みながらも近づいたり離れたりしながら異質な友情の形を構築してゆく役となります」とコメント。原作者の近藤は橋本に対して「とてもキュートな方ですが、世界から疎外された女の子たちの哀しみなども演じてくださると思うので、配役を聞いて、楽しみになりました」と期待を寄せている。
脚本は「連続ドラマW 坂の途中の家」「連続ドラマW トップリーグ」の篠崎絵里子が担当。「連続ドラマW 絶叫」の水田成英と映画「ゴーストマスター」の
「連続ドラマW インフルエンス」はWOWOWプライムで全5話にわたって放送予定。日時は決まり次第発表される。
※篠崎絵里子の崎は立つ崎（たつさき）が正式表記
この記事の画像（全1件）
橋本環奈 コメント
もともとこのお話を頂く前から原作は読んでいて、そのストーリーもさる事ながら複雑に絡み、重なる時代におけるそれぞれの出来事が全て伏線となって全体が構成されている妙、最後に読者を裏切る驚きの結末と全てのサスペンスの要素が詰まった作品だなと感じ入っていました。
なので今回この素晴らしい原作の主人公を務めさせていただくに際して台本を頂いた時は大変楽しみに拝読しましたが原作の素晴らしさを芯に、更にドラマならではの要素も組み込まれていて友梨を演じる上で今までの演じてきた作品とはまた一味違っていてとても楽しみになりました。
そして今回この作品の共演者に関しては同世代でもある
最後に私が演じる友梨は葵わかなさん演じる真帆に憧れを持っていて吉川愛さん演じる里子に罪悪感を持っている役です。偏った気持ちが交差して、他の人には理解されなくても殺人を通して、自分達の友情はこれだと悩みながらも近づいたり離れたりしながら異質な友情の形を構築してゆく役となります。
この時代と運命に翻弄されながら異質の友情で結ばれた3人の意外な結末や人間模様を是非ご覧いただけると嬉しい限りです。
葵わかな コメント
私が演じる真帆は、優等生で負けん気が強くて、橋本環奈さん演じる友梨のことが大好きで、吉川愛さん演じる里子に嫉妬しつつも、共感しています。キャラクターも持っているものも違う3人が「孤独」を通して共鳴している姿が、観てくださる方のさみにさみしく、そして美しく映ると幸せです。
吉川愛 コメント
私が演じる里子は決して幸せとは言えない複雑な家庭環境で育った女性です。強がりで本心を素直に表現できない里子は、友梨や真帆ともうまく関係を築けず、複雑な心情を抱えています。そんな繊細な役柄を、上手く演じられるように頑張りたいと思います。橋本さんと葵さんとは2回目の共演なので、今から撮影が楽しみです。台本も面白くて、一気に読ませて頂きました。是非楽しみにしていただけたら嬉しいです。
近藤史恵 コメント
思い入れのある作品ですので、ドラマ化という形で世界が広がることになって作者としてとても幸せです。橋本環奈さんはとてもキュートな方ですが、世界から疎外された女の子たちの哀しみなども演じてくださると思うので、配役を聞いて、楽しみになりました。彼女たち三人の物語がどこに辿り着くのか、視聴者の皆さんに見守っていただけるとうれしく思います。
てれびのスキマ／戸部田 誠 @u5u
“脚本は「連続ドラマW 坂の途中の家」「連続ドラマW トップリーグ」の篠崎絵里子が担当”／橋本環奈がWOWOWドラマ主演、葵わかな、吉川愛と“3つの殺人”犯すサスペンス - 映画ナタリー https://t.co/fgGQVOZZXw