ラトビアの3DCG長編アニメ「
本作は飛行機事故である島に不時着した少年を主人公にしたロードムービー。
劇中では、謎の黒い影から逃れオートバイで島を駆け抜ける少年の不安や孤独、希望が全編セリフなしでつづられていく。コンセプトアートには美しい青空、滝が流れる山肌、荒野や火山、そして星が輝く夜空など、少年が目にする光景の数々が描かれている。
脚本やストーリーボードを用意せず、スケッチとキャラクター作りからアニメーションを作り始めたジルバロディス。雄大な自然を旅する少年の姿を多彩なカメラワークで捉えた。「3DCG空間でのカメラワークを使って、さまざまな角度から撮影しました。それは通常のアニメ映画の作り方よりも即興的。この手法は偶然発見したのですが、とても有意義なものでした」と振り返る。
ジルバロディスは「風ノ旅ビト」「INSIDE」「ワンダと巨像」など、ビデオゲームから多大な影響を受けたそう。「自分のことを忘れられる“没入型の体験”を作りたかったのです。日常とは別の場所に連れていかれて、その中に浸る。『Away』のさまざまな気分や雰囲気を皆さんに体験してもらいたいです」と、本作に込めた思いを語っている。
「Away」は12月11日より東京・新宿武蔵野館ほか全国で順次ロードショー。愛知・名古屋シネマテークでは12月26日、大阪・テアトル梅田と京都・出町座では2021年1月22日より上映される。
菱沼康介 演技強化WS! 短編集!! 新作準備中!! @hisikosu
“没入型の体験”目指した長編アニメ「Away」コンセプトアート解禁(動画あり) https://t.co/Kh06tw5Kmo