顔面同士がぶつかり合う…ドキュメンタリー「相撲道」公開、ナレーターは遠藤憲一

大相撲のドキュメンタリー「相撲道～サムライを継ぐ者たち～」が、10月30日より東京・TOHOシネマズ 錦糸町、10月31日より東京・ポレポレ東中野ほか全国で順次公開。ポスタービジュアルと場面写真、予告編が到着した。

2018年12月から2019年6月の約半年間、境川部屋と高田川部屋の稽古場に密着した本作。力士の日常生活や、親方・仲間たちとの固い絆、想像を絶する朝稽古、そして本場所で戦う力士の姿を追う中で、歴史、文化、競技などさまざまな角度から相撲の魅力を紐解いていく。「マツコの知らない世界」などの演出家として知られる坂田栄治が監督を務め、映画監督デビューを果たした。

YouTubeで公開された予告編は、本作のナレーションを務める遠藤憲一の「相撲とはいったいなんだ？」という言葉でスタート。「毎日が交通事故」と語る力士の姿のほか、顔面同士がぶつかり合う激しい取り組みの様子も収められた。

坂田は「大迫力の大相撲の感動と、力士達のドラマを是非劇場で体感してほしいです」と、遠藤は「語りの役として、この素晴らしき大相撲の世界を皆様にお届けできること、大変嬉しい思いです」とコメントした。

※高田川部屋の高は、はしごだかが正式表記

坂田栄治 コメント

映画完成直後、新型ウイルスにより世界は変わり、大相撲の風景も変わりました。
あの数ヶ月間、力士達の激闘と観客の大声援を両国国技館で撮影できたのは偶然の奇跡。
大迫力の大相撲の感動と、力士達のドラマを是非劇場で体感してほしいです。

武隈親方（元大関豪栄道）コメント

相撲は、裸一つでぶつかり合う、シンプルでわかりやすい究極の闘いです。
それが人の心を揺さぶり、奮い立たせてくれるのだと思います。
若い世代にも、日本の伝統を守っている力士の姿を、劇場で観てほしいです。

竜電剛至（高田川部屋）コメント

長期間の密着は初めての経験でした。
所作の美しさ、力士の個性溢れる着物姿、武器を持たず自分の身体だけで勝負する、語り尽くせない相撲の魅力を、相撲ファンはじめ、まだ相撲を知らない方や子どもたちに、映画を通じて感じてほしいです。

遠藤憲一 コメント

相撲の歴史を学び、親方や仲間たちとの絆に心うたれながらの収録でした。
強くなるためにひたむきに稽古する姿、寝る、食べる、すべてが相撲特有の美学として伝わってきます。
語りの役として、この素晴らしき大相撲の世界を皆様にお届けできること、大変嬉しい思いです。

琴剣淳弥（コーディネートプロデューサー / 劇中画）

大相撲を体験した者としてお薦め出来る映画。相撲界の“伝統””厳しさ”の映像美そして音響の106分。
この映画を見終わったあと、きっとあなたも国技館へ行きたくなっているでしょう。