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本作は、ダンサーになる夢に破れ、東京・八王子の山奥にある寺で“自分探し”を始めた羽吹隆と、8人のゾンビ集団“八王子ゾンビーズ”の交流を描くファンタジーコメディ。山下が羽吹、久保田、藤田、牧島が八王子ゾンビーズのメンバーを演じ、松岡が八王子ゾンビーズを恨んでいる希望寺の住職・孔明に扮した。
新型コロナウイルスの影響で封切り延期となっていた本作。初日を迎えた心境について山下は「無事公開になりました。舞台から約2年間同じ役をやらせていただいているので、映像化できてうれしいです。僕にとっても大切な作品です。より多くの方に観ていただけたら」と願いを込める。続けて「今日から俺は!!劇場版」と同日に封切りされたことに触れ「被っているので勝ちたいなと思います!(笑)」と宣言。久保田が「新しいサブタイトルを思い付いたんです。『昨日から俺たちは』って」とジョークを飛ばすと、山下も「俺たちの方が早いぞ!って」と乗っかる。
「舞台をやっているときに映画化したいねと話してたんです」と振り返る鈴木は、「健二郎くんとゾンビーズのメンバーのノリがあまりにもよかったので、それをなんとか形にしたいと思いましたね」と述べ、見どころについては「イケメンゾンビのアップ」と紹介。「俺関係ないですよね?」と山下がすかさず声を上げると、久保田は「健二郎の顔はいらない(笑)」と返す。「俺、主演やねんけどな……」とぼやく山下に対し、鈴木は「見どころはイケメンゾンビと、健二郎くんのアップ! ダンスが寄りで観られるのがいいんですよね」と笑いながらフォローした。
「ゾンビたちが満月の夜にダンスを踊ると成仏できる」という設定の本作。山下は「正直意味がわからなかったですね。おさむさんは何を言っているんだろうと……」と回想するも、「だけど、台本がすぐ上がってきて、読んですぐ納得できました」と明かす。藤田は「設定を聞いたときは、え? そんなんやるのって。だけどおさむさんが監督だと知って、これは絶対大丈夫だなと安心感がありましたね」と話し、「でも台本をもらったはいいけど、ゾンビーズのメンバーはほぼアドリブでセリフがなくて。『15分ダンスレッスンでなんかやってください』と書かれていたり……恐怖しかなかったです(笑)」と裏話を披露した。この日、人生で初めて舞台挨拶に参加した牧島は「僕もアドリブシーンは怖かったですね」と同調しつつ、「最後は感動して、すごいなって」と緊張気味に感想を伝える。
劇中歌「八王子ラビリンス」の歌唱を担当している松岡。「もともと曲は完成していて、おさむさんが歌詞も書いてらっしゃったんです。『これ歌ってみる?』『歌、歌う人だよね?』みたいな、コンビニに行くような軽い感じで声を掛けられました」と笑顔で打ち明け、「八王子ゾンビーズは、8人の王子が由来なんです。おさむさんの歌詞に、それぞれのキャラクターがわかるような歌詞を加えました。そうなると健二郎くんがいない。僕の中で、彼は牛頭天王みたいな存在なので、健二郎くんのパートとして牛頭天王のフェイクを英語で入れました」とこだわりを語った。
イベントでは、本作に
「八王子ゾンビーズ」は、全国で公開中。
※記事初出時、内容に一部誤りがありました。お詫びして訂正します
ういつかさ @UTsukasa
「八王子ゾンビーズ」見どころはゾンビのアップ?山下健二郎「俺が主演やねんけど」 - 映画ナタリー
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