第72回カンヌ国際映画祭のある視点部門に正式出品された「Papicha」が、「
アルジェリアで1991年に始まった内戦“暗黒の10年”を背景にした本作では、イスラム原理主義による女性弾圧の真実が、ファッションデザイナーを夢見る女性の視点から描かれる。イスラム原理主義の台頭によりテロが頻発し、ヒジャブの着用を強制するポスターがいたるところに貼られるようになっていた1990年代の首都アルジェ。ファッションデザインに夢中な大学生のネジュマは、それに従うことを拒んでいた。そしてある悲劇的な出来事をきっかけに、自分たちの自由と未来のため、命懸けでファッションショーを行うことを決意する。
アルジェリアで17歳まで暮らし、本作で長編映画監督デビューを果たした
ネジュマを演じたのは、ウェス・アンダーソンの最新作「The French Dispatch(原題)」にも出演するアルジェリア出身の
同賞で新人監督賞を受賞したメドゥールは「この映画が女性たちの心の扉を開き、声を上げるきっかけになることを願ってやまない」とコメントしている。なお“パピチャ”は、アルジェリア語のスラングで“愉快で魅力的で常識にとらわれない自由な女性”という意味だ。YouTubeでは予告編が公開中。
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命懸けのファッションショー…内戦下アルジェリア舞台に大学生の決意描く映画公開(動画あり) - 映画ナタリー
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