本作は、乃木坂46のメンバーと映像作家がそれぞれタッグを組んだ全10話の短編オムニバス。キャストとして松村、北野、堀、与田、久保のほか、
松村は、中学時代に描いた理想の男性キャラ・超魔空騎士アルカディアスが現実世界に表れて戸惑うOLサユリを演じた。アルカディアスはCGで表現されることから、松村は「現場に(アルカディアスは)いないのに、みんなの目には見えているように感じて、スタッフさんの心がお互いに通じ合っているような一致団結した現場でした」と振り返る。アニメ好きを公言している彼女は「2次元の世界が好きで、自分の憧れが現実になった気分。台本を読んですごい!と思いました。藤井監督が私のことを調べて合わせてくれたのか、監督とたまたま趣味が合ったのがわからないですが、すごく好きな作品です!」と声を弾ませた。
架空の部活動・結道に励む女子高生を演じた北野は「想像の世界でのお話ですが、部活動をしていた学生の頃のような熱い気持ちが生まれるんじゃないかと思います」と見どころを語る。また「私が演じたさきちゃんは、頭がよくて分析能力の高い理系女子。普段の自分はおバカキャラなので、どうやったら頭がよく見えるんだろうと思っていました」と役作りでの悩みを明かし「頭の中で得体の知れない数字やアルファベットを思い浮かべていました」と独特の対策を紹介した。
時給6000円のスーパーAD・凛子の姿を描いた「納品ウォーズ」で主演を務めた堀は、本作で「念願だった」というアクションに挑戦。「鶏肉や炭水化物をしっかり取り、もともと陸上部だったので、きれいなフォームを取り戻すために時間があるときはランニングをしていました。筋肉痛や、ちょっとしたあざもできたんですが、本格的なアクションに挑戦するってこんなにも充実感があるんだと身をもって知りました」と振り返り、いきいきとした表情を浮かべる。
コンプレックスである低い身長のせいで、思い描いていた人生を壊されたユーキ役の与田は「自分も身長が低くてイジられることが多かったので、役作りというよりは普段の自分で演じることができました」とコメント。「親友と喧嘩するシーンではセリフがなかったんですけど、本当に喧嘩しているようにと言われていたんです。普段喧嘩なんてしないから、何を言っていいかわからなくて難しかったです。全部アドリブでがんばりました」と語った。
久保がアンドロイドを演じた「脆弱性」は、AI技術が発達した2026年の世界が舞台。北九州で行われた撮影を回想し、久保は「現場で吹く風や自然の中で起きたことに対して、アンドロイドだったらこういうときどうするか、こういうしゃべり方をするんじゃないかと、監督と話し合いながら作っていくことが楽しかったです」と述懐。しかし夏場の撮影だったにもかかわらず、役柄上汗をかいてはいけなかったことを明かし「私は乃木坂の中でも1位を争うぐらい汗をかくので、氷のうや日傘をギリギリまで使っていました」と苦笑した。
「乃木坂シネマズ~STORY of 46~」は毎週水曜0時にFODで最新話が配信される。会見に登壇した5人に加え、齋藤らのコメントを下記に掲載した。
乃木坂シネマズ~STORY of 46~
FOD 毎週水曜日0:00 配信
※全10話
齋藤飛鳥 コメント
秋元真夏 コメント
私が撮影に参加させていただいたドラマは、誰しもが感じる現実世界での悩みや理想をVR空間に移動して叶えたり発散するような内容になっています。私の身体がムキムキの男性に変わったりと普段では経験できないことばかりでたくさん刺激をもらいました。いつもの私とは違う姿を楽しんでいただけたら嬉しいです。
松村沙友理 コメント
私の作品は、大好きな二次元の世界と融合したちょっと不思議なお話です。みなさんには完成した作品を観てもらいますが、メイキングもなかなか面白いと思います(笑)。ほとんどがCGで作られているので、どんな作品になっているか予想がつきませんが、心温まるシーンもあり、きっと皆さんの心に刺さるものだと思います。
山下美月 コメント
とにかく癖の強いキャストの皆さんに揉まれながら、定食屋の看板娘を演じさせていただきました。「民主主義食堂」といういかにも真面目そうなお話のように思えますが、全力でふざけてくる皆さんに笑いを堪えるのに必死な撮影でした。東京出身の“美月ちゃん”ですが、よく分からない方言を使っています。監督のオリジナルで作ってくださったようで、最終的には勘とノリでセリフを発しています。言葉以外は割と王道なヒロインをやらせていただけたと自分では思っておりますので、こんな定食屋が本当にあったら行ってみたいなと笑ってくださったら嬉しいです。是非ご覧ください!
北野日奈子 コメント
この世の中に存在しない架空の部活に所属する真面目で不器用な女子高生を演じました! 私とその子は似てるところ、似てないところがそれぞれあり、撮影してるうちにどんどん自分の中に入ってくるのが楽しかったです! このドラマを見終わった後に、学生時代の何かに夢中になって一生懸命頑張っていた頃の熱い気持ちを思い出すと思います!
堀未央奈 コメント
今回は私が以前からずっと挑戦したかったアクションをやらせていただきました! 撮影前から何日間か本格的なアクション練習をし、撮影当日も体を張って全力で挑みました。シュールな世界観の中に涙あり笑いあり迫力ありで楽しんでいただけると思います。
与田祐希 コメント
私はメンバーの中でも身長が低くてそれがコンプレックスでもあるけど、だからこそ成り立つような物語を今回作っていただきました。ほとんどの人がそれぞれにコンプレックスがあってそれを言い訳にして躓いたりする事もあると思うのですが、もがきながらも前を向いていく人間らしい姿に共感してもらえたり、誰かに勇気を与えられるような作品になっていたらいいなと思います。
生田絵梨花 コメント
乃木坂46がMVでお世話に似合っている山岸監督に撮っていただきました。監督ならではのシュールな雰囲気が漂った作品になっていると思います。私も今までしたことない格好や言動をして、狂気的なような無邪気なような、つかみどころのないツダモモエを演じられて、とても楽しかったです。なんなんだ……っと面白がりながら見てもらえたら嬉しいです!
久保史緒里 コメント
以前から映像のお芝居にとても興味があったので、このような形で「脆弱性」という作品に携わることができたこと、非常に嬉しく思います。「脆弱性」は私演じるアンドロイドと人間が共存する世の中で、人間の脆さや弱さが浮かび上がり、自分たちにとって本当に必要なものとは何か…を考えさせられるようなメッセージ性の強い作品になっています。共演者の方とお芝居をさせていただく中で、私の知らなかった世界を知ることができ、本当に沢山の学びをいただきました。メンバーによって、作品の色が全く異なるところが面白みの一つかなと思っております。それぞれの作品をお楽しみいただけたら嬉しいです。宜しくお願い致します。
白石麻衣 コメント
私のドラマは少し不思議な世界観になっています。何かを決断しようとしなければならない、そんな時にある人との出会いがきっかけで感情が揺れ動いていく。表情で訴えかけたり色んな感情が入り混じったりととても難しいお芝居でしたが、観てくださる方の心に何か伝わったらいいなと思います。
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