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本作は、吃音症の青年アトムがヒップホップと出会い、最底辺の生活から這い上がろうと奮闘するさまを描く物語。野村がアトムを演じたほか、アトムの妹・ウランに優希、アトムが思いを寄せるキムに伊藤、嫌味なソーシャルワーカー柳下勝弘に星田が扮している。
イベント冒頭、野村が通常の挨拶を済ませると、続く優希が突然ラップで自己紹介。「ラップで自己紹介やってみよう! ハロー、ウラン役の優希美青、趣味は全国の御朱印集め、あとコナン君に恋した乙女、ANARCHY監督見た目は怖い、けど会ってみると意外と優しい、映画もすごく面白い作品、『WALKING MAN』をぜひ観てほしい」というリリックに、ANARCHYも一言「完璧」とたたえた。
ANARCHYは「初監督をやらせていただきました。力強い仲間に恵まれていい作品に仕上がったと思います。(監督は)簡単じゃなかったですが、自分の伝えたいことはすべて作品に詰め込めたと思います」と挨拶。以前からANARCHYと親交のある野村は客席を見渡し「ちょいちょい悪そうな人がいるのが、やっぱANARCHYさんらしくて」と笑うと、ANARCHYも「“悪そうなやつはだいたい友達”だからね」と笑みをこぼした。
ANARCHYと2人で飲んでいる際に主演のオファーを受けたという野村は「お互い酔っ払ってるときに『じゃあ俺やりましょうか』と言ったのがきっかけで」と振り返る。ANARCHYの「映画監督初心者の僕に乗ってくれた、この人にはマジで感謝です」という言葉に恐縮しながら、「普通の監督以上に現場がピリピリする異様な雰囲気でしたけど、ワイワイ楽しくやらせていただきました」と明かした。
ANARCHYは現場での野村を「普通のラッパーでも緊張して間違えたりしてるのに、彼は度胸があるから、堂々とラップをしてる。すげえなって思いましたね」と称賛する。アトムが負ける流れのフリースタイルバトルの撮影では、緊張したラッパーがセリフを飛ばしたことで、野村が勝ってしまう場面もあったという。
最後に野村は「日本を代表するラッパーのANARCHYさんが作った、どの監督にも負けない作品。僕らの魂が詰まってるので、ぜひお楽しみください」と呼びかける。退場時に主題歌が流れ出すと、再びマイクを握ったANARCHYはサプライズで即興ラップを披露。「ANARCHY映画監督初心者、僕に何ができるか悩んだ、スタッフすべてに力が必要、キャストには頭が上がらないよ、みんなに観てもらうのが楽しみ、素直でピュアな気持ちで観てほしい、伝えたいことは全部詰め込んだ、野村周平にはマジで感謝」とライムを刻み、客席を沸かせた。
「WALKING MAN」は10月11日より全国ロードショー。
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「WALKING MAN」野村周平の度胸をANARCHYが称賛「堂々とラップしてる」(写真13枚) - 映画ナタリー https://t.co/xGSgsymZO2