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妻夫木聡、“お兄ちゃんのような”豊川悦司とのW主演に「夢が叶いました」

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「パラダイス・ネクスト」ジャパンプレミア試写会にて、握手を交わす豊川悦司(左)と妻夫木聡(右)。

「パラダイス・ネクスト」ジャパンプレミア試写会にて、握手を交わす豊川悦司(左)と妻夫木聡(右)。

パラダイス・ネクスト」のジャパンプレミア試写会が、本日6月26日に東京・スペースFS汐留で行われ、ダブル主演を務めた妻夫木聡豊川悦司、監督の半野喜弘が登壇した。

全編にわたって台湾ロケが行われた本作。何者かに命を狙われている牧野に妻夫木、台北に身を隠す日本人のヤクザ・島に豊川が扮している。

10年間の構想を重ね、ようやく完成を迎えた半野は「20回ぐらい頓挫しそうになったんですよ」と告白。企画の立ち上げから関わっている妻夫木は「うれしいですね。監督とお酒を飲みながら、こうしようああしようって。夢みたいですね」と長い道のりを振り返り、「監督が『島は豊川さんがいいです』って言うけど、やってくれないんじゃないですかって(笑)。でもオファーを受けていただいて。それが一番うれしかったです」と笑顔を見せる。豊川は「こういう企画って最近ないし、ブッキーが音頭を取っているというのもあって、ぜひやりたいなと。でも最初に企画を聞いたときは『これ成立するのかな?』って(笑)。そういう意味では難産の末の(作品)です」と出演を決めた理由を明かした。

2人は「ジャッジ!」で共演を果たしているが、「今度はもっとがっつりと」と互いに望んでいたという。妻夫木が「ようやくその夢が叶いました。豊川さんはお兄ちゃんのように甘えさせてくれる存在で。最後まで楽しかったです」とほほえむと、豊川は「僕もブッキーが大好きで。女だったら恋してると思います」と返答。主な舞台となった台湾・花蓮での撮影中には毎日顔を合わせ、どちらから誘うでもなく一緒に食事していたことを回想しながら、豊川は「近くにお店が2つくらいしかなくて『今日はどっちにする?』みたいな感じで。とても楽しい旅行でした(笑)」と声を弾ませた。

作品タイトルにちなんで「撮影中にパラダイスだと思った出来事は?」という質問を受けるも、トークは妻夫木が経験した危機一髪の撮影エピソードへ。波が強い日に、花蓮の海で沖に出る撮影に臨んだ妻夫木。「沖に出るのにヘルメット被ったの初めてですよ。ゴムボートに乗って沖に出て、撮り終わってそのボートで戻ってきて。降りてロープを引っ張ってたら、ボートが高波に呑まれたんですよ!」と、自分が乗っていた小舟が一瞬で消えてしまったことを説明する。これには半野も「死ななくてよかった」と声を漏らし、現場に緊張が走ったことをうかがわせた。

最後に観客へのメッセージを求められると、半野は「どんな映画かというのは取っ払って、自由な気持ちで観てもらえたら。記憶に何か残る映画になればと思います」と伝える。豊川は「正直、個性的な映画だと思うんですけど、自分にとって思い出のある作品になりました。1人でも多くの方にこの映画を好きになってもらいたいです」と呼びかけ、妻夫木は「映画が完成して何よりもうれしいし、この場に立てているのが幸せ。当初から“罪”や“赦し”を裏のテーマとしてやってきて、この映画にその思いが引き継がれていると思います。台湾の街や風景がこの映画の力になり、人間のちっぽけさを改めて痛感しました。自分にとっての楽園とは何か、そういったことを感じてもらえたら」と語りかけた。

「パラダイス・ネクスト」は、7月27日より東京・新宿武蔵野館ほか全国で順次公開。

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