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性別に悩む青年をミュージカルタッチで描く「サタデーナイト・チャーチ」公開決定

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LGBTの人々が直面する現実や社会問題に焦点を当てた映画「サタデーナイト・チャーチ -夢を歌う場所-」の公開が決定した。

米ニューヨークを舞台にミュージカルタッチで描かれる本作は、父親の死をきっかけに「美しくなりたい」という思いを抑えられなくなった青年ユリシーズの物語。彼はストリートで出会ったトランスジェンダーのグループから、“サタデーナイト・チャーチ(土曜の夜の教会)”に誘われる。そこは静かで厳格な昼間の教会とは異なり、ダンスや音楽を楽しみながら同じ境遇の仲間と語らう場だった。学校でも家でも孤立していたユリシーズは次第に自身を解放していくが、家族にハイヒールを見つけられ家を追い出されてしまう。

ボランティアを務めていた教会での実体験と綿密なリサーチをもとに本作を作り上げた、監督のデイモン・カーダシス。「虐待を受けたこと、ストリートで暮らさざるを得なかったことなど、主人公が経験するエピソードは全部事実にもとづいています」と明かし、「孤独や初恋などの感情は誰もが経験するものであって、国籍や肌の色、セクシュアリティの違いに関係なく共感できるものです。結果的に、誰もが共感できる普遍的な映画になったと思っています」とコメントしている。

本作でユリシーズを演じたのは、ブロードウェイの若手俳優ルカ・カイン。友人役として海外ドラマ「Pose(原題)」のMJ・ロドリゲスが出演しているほか、トランスジェンダーの俳優たちが起用されている。

「サタデーナイト・チャーチ -夢を歌う場所-」は2019年2月22日より東京・新宿ピカデリーほか全国で公開。

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