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台湾の同名映画を2000年代日本を舞台にアレンジした本作は、気楽な高校生活を過ごす主人公・水島浩介と、優等生のクラスメイト・早瀬真愛の恋愛模様を描いた作品。浩介役の山田は「キャスト、監督さん、スタッフさん、みんなのことを好きになりまして。どうかこの映画が報われてほしいと思いながら撮影に臨みました。1年間この日を待っていたくらい思い入れがすごい」と話し、「みんなの顔を見ただけで涙が出そうになるし、僕と一緒にやってくれて本当にありがとうございます」と感謝の気持ちを示す。
真愛役で映画初出演を果たした齋藤は「皆さんにはいろいろとご迷惑をおかけしたと思うんですが、無事に撮り終えて今日という日を迎えられて心から安心してます」と挨拶し、「私にとっては“あの頃”がなくて、乃木坂以外できらきらしたものを経験させていただいたのはこの作品が初めて。ここに立っている人たちは私にとって大切な存在だし、大事な作品になったと心から思っています」と思いを語る。浩介の幼なじみで真愛の親友・詩子役の松本は「学生時代は中心にいるタイプじゃなかったんです。同世代の男の子たちとわいわいしたのは今回が初めてで、毎日撮影が楽しくて。個性豊かで愛らしい性格の方ばかりで、そういう楽しさがきちんと画面にも映っているんじゃないかなと思います」と述べた。
「まず標準語に慣れることに苦労した」と言う沖縄出身の佐久本は「人見知りだったのですが、山田さんが積極的に仲間に入れてくれた」と述懐。國島は「山田くん主演の映画に出られて本当に幸せ。(撮影中)山田くんのことをずっと尊敬していて、目標にできる俳優ができた」、中田は「(撮影の)充実感が半端なさすぎて終わったあとのロスが大変でした。映画って人と人のつながりでできていくんだなと実感したし、すごく成長できるような作品でした」とそれぞれ話す。「ズボンのウエストがギリギリ……」と打ち明けて笑いを起こした遊佐は「全員が本気で楽しんで本気で演じていた。人生が変わった作品となりました」とコメントした。長谷川は「みんながスクリーンの中で見せる表情を最後まで楽しんでください。若い方もですが、皆さんのご両親やおじいちゃんおばあちゃんまで観てもらいたい映画なので、お家に帰って宣伝してください」とアピールした。
ここで、本日28歳の誕生日を迎えた山田を祝うため、観客も交えサプライズでバースデーソングが合唱され、ケーキが運ばれた。1人ずつ山田にケーキを食べさせることになり、誰よりも大きくケーキをすくった齋藤に山田が「飛鳥ちゃんてSだよね?」と言うと、齋藤はすかさずクールに「違います」と切り返す。遊佐がケーキをすくう番になるとキャストと監督が「食べるなよ!」と次々にツッコみ、遊佐が「食べないよ!」と繰り返す応酬が続き、仲の良さを感じさせた。
ケーキを食べ終えた山田は「うれしいっす。しゃべれなくなっちゃうな……」と照れた様子を見せ、目を赤くし涙ぐみながら「素敵な仲間たちに会えて、この映画を観てもらってみんなの顔と名前を覚えてもらいたいとかそんなことばかり考えてました。主演だからがんばろうとかじゃなくて、みんながこの映画に出たことで活躍できる、そんな作品にしたいと思ったので本当にうれしいです」と真摯に話す。男性陣に囲まれるように抱きしめられ「暑いな!」と照れくさそうに言う山田。スタッフからハンカチを受け取ると「泣き虫なんです」と恥ずかしそうに涙を拭った。
最後に齋藤は「山田さんの涙から、この作品への思いとか愛が伝わったと思います。二度と戻らないかけがえのない美しい時間を思い出すきっかけになればいいと思います」、山田は「観てもらえることが一番の幸せ。世界の見え方を変えられる作品になればいいなと心から願っていますし、いい映画だったという声が広がることを信じています」とそれぞれメッセージを伝え、イベントを締めくくった。
台湾をはじめ韓国、中国、香港、シンガポール、マレーシア、ベトナム、オーストラリア、ニュージーランドでも公開される「あの頃、君を追いかけた」は、10月5日より全国でロードショー。
※記事初出時、人名に一部誤りがありました。お詫びして訂正します。
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