TBSの日曜劇場「この世界の片隅に」に
2011年にスペシャルドラマ化、2016年に劇場アニメ化された
榮倉と古舘が扮するのは、2018年夏に東京から呉市の古民家を訪れる近江佳代と、佳代の恋人・江口浩輔。73年前の広島と現代をつなぐ役柄について、榮倉は「佳代さんが橋渡しの役割をして現代と“つながっている”ということを視聴者の方と一緒に感じながら作っていけたらいいなと思っています」と、古舘は「テレビの前で見てくれている方に一番近い存在なのかなと。ですから、普通代表の男の子で最後までいきたいなと思っています」と述べている。
ドラマ「この世界の片隅に」は7月15日にスタート。なお初回のみ25分拡大放送となる。
日曜劇場「この世界の片隅に」
TBS 2018年7月15日(日)スタート 毎週日曜 21:00~21:54
※初回のみ21:00~22:19
榮倉奈々 コメント
脚本を読ませていただいたとき、いろいろな感情が起こったのですが、中でも浄化されたような気分になったことがとても印象的でした。不便な時代ではあったと思うのですが、その中で生きている人たちがみんな伸び伸びしていて……環境も時代も違ったとしても、そういう心を忘れたくないなと思いました。
呉がとても魅力的で、(撮影で)来れてよかったなと感じました。この環境がとてもしっくりきました。
私が演じさせていただいている佳代さんは普遍的な役だと考えています。こういう時代設定のある作品は、遠い昔の話で自分には関係ないような気になってしまうことがあると思います。佳代さんが橋渡しの役割をして現代と“つながっている”ということを視聴者の方と一緒に感じながら作っていけたらいいなと思っています。
古舘佑太郎 コメント
出演が決まり、呉には個人的に訪れていたのですが、海と山に挟まれているこの街の環境がすごく心地がいいなと思っていました。変わらない部分と変わっていった部分が交差しているこの街の魅力にすでにもう影響を受けていて、撮影の前は緊張していたんですけど、始まった瞬間からリラックスしてやることができました。
僕が演じるえぐっちゃん(江口)という男の子はこの作品の中で一番、広島や呉、戦争というものからかけ離れている存在です。佳代ちゃんがいなかったらこの呉には来てないだろうし、テレビの前で見てくれている方に一番近い存在なのかなと。ですから、普通代表の男の子で最後までいきたいなと思っています。
この作品を見てくださる方が、少しでも優しい気持ちになれたり、大切な人を思い出せるような、そんな作品になれたらいいなと思います。
佐野亜裕美(プロデューサー)コメント
この作品の素晴らしさは、「戦時中の広島」という、私たちにとっては遠く感じる時間と場所を舞台にしていながら、自分たちと地続きのところにある物語だと感じられるところにあると思いました。
その素晴らしさを表現するため、原作者のこうの先生にもアイデアを頂きながら、ドラマならではの「現代篇」をオリジナルで作りました。
いまを生きる私たちと、すずさんたちとを繋ぐ素敵な橋になるよう、精一杯制作していきますので、こちらも楽しみにして頂けると幸いです。
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“榮倉と古舘が扮するのは、2018年夏に東京から呉市の古民家を訪れる近江佳代と、佳代の恋人・江口浩輔”/ドラマ「この世界の片隅に」榮倉奈々と古舘佑太郎が出演、過去と現代の広島を橋渡し - 映画ナタリー https://t.co/QK7K4eIx3T