インド巨大繊維工場の過酷労働捉えた「人間機械」予告

インド北西部グジャラート州にある巨大な繊維工場を捉えたドキュメンタリー「人間機械」の予告編が、YouTubeにて公開された。

1960年代から工業化の進んだ同地では、現在も膨大な数の繊維工場が稼働している。本作では1つの工場に焦点を当て、前近代的な労働条件の実体と、先進国と途上国間における格差に着目。インタビューを交えながら、工場で働く労働者たちの生活とその苦悩、そして逃れられない環境を映し出す。予告には、仕事中に居眠りをしてしまう子供など劣悪な環境で働く人々の姿が切り取られている。幼い頃に祖父が所有していた繊維工場を遊び場にしていたというラーフル・ジャインが監督を務めた。

山形国際ドキュメンタリー映画祭2017にも出品された「人間機械」は、7月より東京・ユーロスペースほか全国で順次ロードショー。コラージュアーティストの河村康輔がポスターデザインを担当している。