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誉田哲也の小説をもとにした本作は、360度の写真が撮れるパノラマカメラを手にした引っ込み思案の高校生・内藤宏伸を主人公にした青春群像劇。高杉が写真部に所属する宏伸を演じたほか、宏伸のいとこ・竹中温子に武田、写真部の部長・三好奈々恵に松本、写真の題材となるひまわり畑を育てる小出智也に水野が扮している。
愛知県の学校で実際にあった出来事をモチーフに作られた本作。撮影もモデルとなった高校で行われた。高杉は上映を迎え「暑い夏を過ごした日々がようやく公開されます。早く皆さんに青春を届けたい」と吐露し、「本当にスタッフ、キャストみんなの仲が良くて。暑い夏を一瞬で駆け抜けていった気がします」と撮影を振り返る。
原作を読んだときに自身が演じる温子のキャラクターにインパクトを受けたという武田。現場では歳下の俳優が多いこともあり距離を縮めようと努力したそうで「高杉くんには『りなっちと呼べ』と言って(笑)。まつもっちゃん(松本)は初日にお祭りに誘いました。普段は人見知りなんですがグイグイ接することは意識してました」と照れつつ述懐。また初めて台本を読んだときから登場人物に愛しさを感じていたという松本は「自分が演じた三好も素直に好きだなと思える子で、撮影がずっと楽しみでした。役柄的に孤立しがちではあったんですが、徐々に現場でも打ち解けて」と顔をほころばせた。
愛知出身であり、東海地方を中心に活動するアイドルグループ・BOYS AND MENのメンバーである水野。「こんなに自分と近い役柄に出会えるとは」と語るほど、智也に共通点を見出していたそうで「言葉遣いも普段と同じ名古屋弁。ひまわり畑の撮影のときに、あまりにナチュラルすぎたのか見学に来ていた人に『トイレどこですか?』って聞かれて」と笑いながら話した。
会場には原作者である誉田の姿も。高杉は誉田の来場に感謝を述べつつ「キャラクターと物語を預かるからには、もちろん真剣に、まっすぐに演じて映画を作らなければと思っていました」と主演として責任を感じていたことを明かす。そして「でも純粋に楽しんで撮影しました。この作品があったからこそ去年の夏、青春を送ることができて。もちろん映画作りではあるんですが自分の青春としてはノンフィクションでした」と誉田に思いを届ける。コメントを終え緊張がほどけたのか、高杉はほっと胸をなでおろしていた。
「世界でいちばん長い写真」は6月23日より東京のシネ・リーブル池袋、全国のイオンシネマにて順次ロードショー。
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