映画会社のサラリーマン・太田慶による自主制作映画「
カナザワ映画祭2016の「期待の新人監督」枠で上映された本作は、太田が監督し、脚本・編集も担当した青春映画。派遣切りで職を失った青年・利明はバタフライナイフを手に街へと繰り出し、歩道橋から飛び降りようとするテロリスト・千里に出会う。「あなたが、このくだらない世界を滅ぼしてくれるなら生きてあげてもいいわ」と言う千里のため、利明はテロリストになる決意をする。
主人公の利明に扮するのは「サッドティー」「超能力研究部の3人」などに出演してきた
なおYouTubeでは予告編が公開中。千里に刃物を向ける利明や「一人一殺」と書かれた書道紙などが切り取られた。
阿部隼也 コメント
平成の年号が変わるのが先か上映が先か、撮影から早三年、そればかりを考えてようやく先に上映を迎えることが出来ました。監督や共演者の皆さん、スタッフなど、現場は優秀な人達ばかりでした。もしかしたら現場のパワーを借りて大傑作になっているかもしれません。「違うだろぉぉぉぉ!」とヤフーレビュー等で袋叩きにされるかもしれません。様々な意見が出るかと思いますが、どうか皆さん、スターウォーズに勝たせてください。一回で良いんでこの場だけでもSF大作に勝たせてください。
東亜優 コメント
公開が決まり嬉しいです。撮影からは随分と時間が経ちました。悩み途方に暮れた撮影期間が懐かしいです。斬新な映画です。自殺少女が通り魔に遭遇し、テロ目論んだりヨガしたり太極拳したり……
ラストの仕掛けにビックリしてください。
小宮孝泰 コメント
正直言って、手間のかかる映画だった。監督の太田慶さんは映画好きとはいっても、撮るのは初めて。そんな訳でスタッフはベテランを集めた。でも、出演者は玉石混交。当然現場では喧々諤々。時には大声が上がることもあった。個人的には、私のお腹にナイフが刺さる場面で、リハーサルで準備するように厳命しておいた仕掛け付きの小道具が用意されておらず、あやうく本物のナイフで刺される寸前だった夜があった。ちょうどにわか雨も降り出して緊張感が増し、私も遂にキレてしまった。監督は泣きそうな顔で押し黙っていた。メイクさんが機転を利かして特殊小道具を作ってくれたのでその場は納まったが、チーム全体の違和感は拭えなかった。ご覧になれば分かると思うが、未熟な部分も多い映画である。でも出来の悪い子ほど可愛いの例え通り、私としては愛すべき作品である。是非あばたもえくぼ探しを楽しみに見て下さい。
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