劇場アニメ「
本作はDCエンタテインメントとフラッシュアニメ「鷹の爪」がコラボレーションしたもの。会見にはバットマン / ブルース・ウェイン役の山田、ハーレイ・クイン役の知英、監督のFROGMANに加え、主題歌を担当する
2017年は、「鷹の爪」劇場映画第1弾の公開から10周年にあたる。FROGMANは、今回のコラボレーションが実現した経緯を「世界中の大きなコンテンツにコラボを持ちかけたんですが、全部断られまして。そんなとき絶対ダメだろうと思っていたDCから『話が聞きたい』と連絡があり、トントントンと話が進みました。足掛け3年くらいかけて、『鷹の爪』史上最高のプロジェクトになってしまった」と説明する。
バットマンのファンである山田は、オファーが来たときのことを振り返り「普通にうれしかったです。『鷹の爪』に参加できることもうれしかった。演ってみたら、バットマンは基本的に同じテンションなのでそこだけだと面白くないんです。でも中には遊べる箇所があって楽しかったので、僕的にはそれが見どころかなと思います」と話す。役作りのためにやったことを聞かれると、「特に……。とにかく声を落として、ガサガサさせるだけです」とあっさり答えた。
「声優としてセリフがこんなに多かったのは初めて」という知英は、本作のテーマが“予算”であることから「途中でCMが出てきたり、さりげなくコラボが入っていたりして面白かったです」と感想を述べる。そしてオカダは「僕もバットマンなのかなと思ったんですけど、本人役で安心しました」と笑い、「オカダ・カズチカでいるために、オカダ・カズチカのインタビューシーンをたくさん観て勉強したんですけど……本人だったので意味なかったです」とジョークを飛ばした。今後の声優業への興味を聞かれると「声優のお仕事は今まで何回かさせてもらっていますけど、すべてオカダ・カズチカ役なので(笑)。次はオカダ・カズチカじゃない役を狙っていきたい」と話した。
報道陣からの質問コーナーにて、バットマンの声を実演してほしいと頼まれた山田は「僕けっこうサービス精神旺盛なので、本当はお応えしたいんですけど、すごく風邪を引いていて……でものどがガサガサなので、普段よりはバットマンに近くなっていると思います」と笑いを起こす。本作での好きなセリフを聞かれると、過去を変えられたブルースがまったく違う人物に成長してしまうパートを挙げ「某大統領の(パロディ)パートがあるんですけど、そこで『中国持って来い!』ってセリフがあるんです。なかなか言えるセリフではないので、本当に好きですね」と回答。FROGMANが「お昼ごはんに中華料理を食べたいから、『中国持って来い!』っていうセリフですね」と説明すると、山田は「そういうところもちゃんと僕が演じていますよってことを伝えたい。声やキャラクターを変えてやっているところもあるので」とアピールした。
今回の登壇者に加え、安田顕、鈴村健一、松本梨香、浪川大輔といったキャストも参加している本作。FROGMANは「今回は僕の中で日米決戦。日本のすごいやつらを集めて、アメリカのコンテンツを打倒してやれ、という気持ちでした」と明かす。最後にFROGMANは「今日来てくれたキャストは、僕が出ていただきたいと思っていた大好きな方々。僕自身のやりたいことをやり尽くして、かなり攻めた作品になっています。言いたいことも言いにくい世の中で、全部言えるのは『鷹の爪』ならではだと思います」と作品を語り、会見は終了した。
「DCスーパーヒーローズvs鷹の爪団」は、10月21日より全国ロードショー。
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