フランシス・ン、ルイス・クーと親子役演じた理由は「僕は社交の範囲が狭いから」

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本日10月26日、第29回東京国際映画祭コンペティション部門出品作「シェッド・スキン・パパ」の記者会見が東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて行われた。

「シェッド・スキン・パパ」 会見の様子。

「シェッド・スキン・パパ」 会見の様子。

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「シェッド・スキン・パパ」 (c)Magilm Pictures Co., Ltd. & Dadi Century (Beijing) Co., Ltd

「シェッド・スキン・パパ」 (c)Magilm Pictures Co., Ltd. & Dadi Century (Beijing) Co., Ltd[拡大]

本作は、佃典彦の戯曲「ぬけがら」をもとにしたヒューマンコメディ。挫折した映画監督の男と、“脱皮”して若返っていく父の交流をユーモラスに描く。

ロイ・シートウ

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フランシス・ン

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会見には監督のロイ・シートウ、キャストのフランシス・ンルイス・クー、ジェシー・リー、ジャッキー・チョイ、原作者の佃が出席。「フランシス・ンとルイス・クーを親子役で起用した理由は?」と質問が飛ぶと、ロイ・シートウは「父親役を演じられるのはフランシスしかいないと思ったので、彼にアプローチしました。そこから息子の役はルイスにお願いしたほうがいいということになって」と回答。そんなロイ・シートウについて、フランシス・ンは「実は監督は、香港の映画界で知っている俳優の数が少ないんです。より多くの役者と付き合えば、いい人はいっぱいいると思いますよ」と茶目っ気たっぷりにコメントする。

ルイス・クー

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続いてフランシス・ン、ルイス・クーに「親子を演じると決まったときの気持ちは?」と質問が寄せられる。フランシス・ンは「僕も監督と同じように社交の範囲が狭いから、共演経験のあるルイスとなら親子のシーンは非常に上手に演じられるんじゃないかと思って(笑)」とジョーク交じりに答えて観客の笑いを誘う。一方のルイス・クーは「フランシスから『あなたが息子を演じるんだよ』と聞いたときはびっくりしました。フランシスが80代のパートを演じていたときは、彼がだんだん自分の父親のように見えてきましたね」としみじみとした表情で述べた。

さらに「佃との共同作業はどのように行われたのか?」と尋ねられたロイ・シートウは「もともとは舞台劇なので、映画化する過程では佃さんといろんなお話をしました。実は、脚本の初稿は佃さんが手がけてくれたんです」と明かす。それを受けてMCに「できあがった作品を観ていかがでしたか?」と問われた佃は「実は、まだ観ていないんです……」と告白して観客を驚かせ、「このあと初めて観るのでとても楽しみにしています」と期待をふくらませた。

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ゆか @yuka

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